情報通信ネットワーク論(2002/12/13)
Ver. 0.1(まだ、追加予定)
2002年12月13日
栗野 俊一
日本大学 理工学部 数学科
目次
目的
この演習の目的は通りです。
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ftpの利用(復習)
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必要なファイルをNetwork経由で取り寄せるためのftp コマンドの使用法を復習します。
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viコマンド( Editor )の簡単な利用法(復習)
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Unix系OS ( Linuxを含む)で利用されているvi というeditor の基本的な利用法を復習します。
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rpmの利用法(復習)
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(RedHat系) LinuxでのSoftのInstall方法として、rpm の利用法を復習します。
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Web Serverの作成(新規)
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Linux BoxをWeb Serverとして利用するための方法を学びます。
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Name Serverの作成(新規)
- 
Linux BoxをName Serverとして利用するための方法を学びます。
Web Server の構築
Web Server を作るには
Linux BoxをWeb Serverとするには、そのLinux BoxでWeb Server用のProgramを( Daemonとして.. )走らせるだけでOkeyです。
この点は、前回に行った
DHCP Server の設定理屈は、全く同じです。
すなわち、次のような手順をとれば良いわけです。
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Server Soft (Program File)の入手
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Linux Boxに、Server Programがなければ、それを何らかの方法で入手する必要があります。今回も、前回に引続きftpを利用します。
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Server SoftのInstall
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入手したファイルは、一般には、そのままでは利用できない形で、配布されています(1)。 そこで、それを、Linxu Boxで利用できる形にします。この作業をinstallと呼びます。 RedHat系Linuxでは、rpmを利用します。 
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ServerのConfiguration
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SoftのInstallが終ると、今度は、そのSoftの振舞をその用途に併せて、設定を変更する必要があります。この作業をConfigurationと呼びます。 Configurationは、一般にConfiguration fileと呼ばれる、Server Soft固有のFileをvi等で変更することで実現します。 
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Serverの起動
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Server機能が働くようにするためには、Server Processを起動する必要があります。 RedHat系Linuxでは、/etc/rc.d/init.dに起動用のScriptがあるので、これを実行します。 
apache の実行
ここで、Web Serverを起動するためには、それようのSoftが必要ですが、今回は、apacheを利用します。
したがって、これに関する資料は次のようになります。
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apacheの入手
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前回と同様ftpを利用して、次のファイル入手します。
-  apache-1.3.12-2.i386.rpm
 
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apacheのinstall
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前回同様rpmを使います。
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apacheのConfiguration
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前回同様viを使い/etc/httpd/conf/httpd.confを変更します。
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apacheの起動
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/etc/rc.d/init.d/httpd startを実行します。
bind の実行
name serverの場合は、bindを利用します。諸情報は以下のようになっています。
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bindの入手
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前回と同様ftpを利用して、次のファイル入手します。
-  bind-8.2.2_P5-9.i386.rpm
-  bind-utils-8.2.2_P5-9.i386.rpm
-  caching-nameserver-6.2-2.noarch.rpm
 
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bindのinstall
- 
前回同様rpmを使います。
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bindのConfiguration
- 
前回同様viを使い/etc/named.confを変更します。
- 
bindの起動
- 
/etc/rc.d/init.d/named startを実行します。