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コンピュータ概論(2002/04/17)
Ver. 1.1

2002年4月17日
栗野 俊一
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/comp/index.html
コンピュータ概論2002/04/17 の資料

目次

お知らせ

本日の内容

本日も、科目の内容ではなく、演習の準備となります。

本格的な、科目内容の講義、演習は次回からとなります。

本日の内容

  1. ネットワークを利用したファイルの共有
  2. 情報教育研究センター指導による、ガイダンス
  3. e-mailの利用法
    1. al-mailの入手方法と、その設定。

演習

ファイル共有

ファイル共有とは

ファイル共有というのは、ネットワークで接続されている計算機同士でファイルを共有する(同じ内容の一つファイルを複数の計算機で同時に利用する)機能のことを指します。

一般には、この機能を用いて、自分の計算機にない資源(ファイル)をネットワークを経由して利用するわけですが、この演習では、むしろ、演習で利用する様々なファイルを、教員が用意してある計算機から、自分の計算機(Note-PC)へCopy (複写)するためや、課題の結果を、提出するために利用視します。

したがって、ファイル共有機能が利用できないと、演習が受けられないばかりか、課題の提出もできないといいった結果になります。

実際の操作

コンピュータ ID の設定

まず、最初に、各自のコンピュータに名前をつける必要があります。配布直後に、Windows XPのSetup時に正しく、コンピュータ名( pc####, ####は自分の学籍番号)とワークグループ名(全員共通で、mathとする)を指定した場合は問題ありませんが、そうしなかった人は、設定をする必要があります。

また、設定した人も確認のために、以下の作業を行ってください。

  1. [スタート] -> [マイネットワーク](右) -> [プロパティ]
  2. [詳細設定] -> [ネットワークID]

これで、「フルコンピュータ名」と「ワークグループ名」が表示されます。これが、正しく設定されていれば、問題はありません(不要なウィンドウは閉じましょう)。

もし、設定されていない場合は、さらにこの状態から次の作業を行います。

  1. [変更]
  2. コンピュータ名(各自、pc####, ####は学籍番号)、ワークグループ名(全員mathとする)を設定
  3. [Ok]で閉じる(他も[Ok]で終了のこと)

設定後、不安な人は、もう一度確認してみましょう。

共有フォルダの作成

まず、最初に、自分のファイルを、他の人から見ることができるようにするための、共有フォルダを作成します。

この共有フォルダは、例えれば、家での玄関先(扉の外)に相当するもので、家の中は、覗き込むことができませんが、玄関先であれば、誰でも、覗き込むことができるものということになります。

この設定は、今回一度きりでかまいませんが、一度行うと、それを取り消さない限り、ネットワークに接続すると、そのフォルダの中にある内容は、たのネットワークに接続されているコンピュータから見られてしまうことに注意しましょう。

もし、不都合があれば、共有フォルダの内容は、いつも、きれいにしておくとよいと思います(玄関先だって、いつも掃除しておきますよね..)。

作業手順は以下のようになります。

ディスクトップの何もないところで右クリックします
メニューが表示されます
メニューの中の「新規作成」のところにカーソルを移動します
サブメニューが表示されます
もし、誤って、カーソルがメニューの外に出てしまったら
この場合、メニューは消えてしまいますが、気にせず、もう一度右クリックしましょう
サブメニューの中の「フォルダ」のところにカーソルを移動し、クリック
メニューは消え、「新しいフォルダ」と名づけられた新しいアイコンが、ディスクトップ上に現れます。また、この「新しいフォルダ」の部分の文字の色が、反転しています。
キーボードから、日本語で、「共有」という名前を入力し、Enterキーを押しましょう。
キーを押した瞬間に、「新しいフォルダ」は消えて、キーボードからの内容が入ると思います
もし、キーから新しい名前を入れる前に、反転がとれてしまったら、その場合は、「新しいフォルダ」と書かれているアイコンの上に、カーソルを移動し、右クリックをすると、先ほどと異なるメニューが出ます。その中に、「名前の変更」がありますので、これをクリックします。
「新しいフォルダ」の部分が、反転し、フォルダの名前の変更が可能になります

これらの作業は、実は、今回の「共有フォルダ」の作成に限らず、いつでも、自分なりのフォルダを作成するために利用可能です。フォルダの作成は、Windowsの操作の基本操作の一つですので、是非、これを機会に、習熟しておきましょう。

フォルダの共有設定

先ほどの作業で、作成されたフォルダは、単に、「共有」という名前が付いているだけで、別に、他の人から見えるわけではありません。

この後の作業を行うことによって、初めて、他の人から覗き込めるようになります。

「共有」を右クリックします。
メニューが表示されます
メニューの中の「共有とセキュリティ」をクリックします。
新しい「共有のプロパティ」と書かれたウィンドウが表示されます。
「ネットワーク上でのこのフォルダを共有する」の前にあるチェックボックス(四角い箱)をクリックする。
チェック(レ点)が、つけられ、その下の共有名の部分が灰色から、黒くなります。
「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」の前にのチェックボックスをクリックする。
チェックが付いていたはずですが、それが外れて、空っぽのチェックボックスになるはずです。目的は、チェックをはずすことなので、もし、初めから付いてなければ、何もする必要はありません。

以上の作業は、今回は、「共有」と名前付けされたフォルダに対して行ったのですが、他のフォルダに関しても同様に行うことができ、その場合は、そのフォルダもネットワーク共有されます。

逆に、この作業を中で、「ネットワーク上でのこのフォルダを共有する」の前にあるチェックボックス(四角い箱)のチェックを取れ(そのチェックボックスをクリックするだけです)ば、共有できないようになります。

また、「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」のチェックボックスは、チェックがあると、他の人から、勝手に、ファイルを書き換えられてしまいますので、非常に慎重に利用してください。

初めのうちは、「この許可をしない」ことが肝要です(もちろん、慣れてくれば、自分の責任で、これを行うのは、その人の自由です。)。

ファイル共有を利用してみよう

ネットワーク上に公開された共有ファイルを参照するには、次のような手順を踏みます。

[スタートメニュー] -> [マイネットワーク]
「共有- pc#### (####は学籍番号)」と名づけられたアイコンがたくさん出てくると思います
その中に、自分のPCの名前があることを確認しましょう
もしなければ、どこかで作業を失敗していますので、もう一度確認しましょう。
kurinoxpという名前のpcを探しましょう。
これは、栗野のPCです。これの中に、配布資料が入っています。
kurinoxpを開いて(クリックして)みましょう。
中に、いろいろなものが入っているはずです

ファイル共有

早速、配布されている資料を入手してみましょう。資料は、kurinoxpの中に入っています。

これらの資料は、kurinoxpに置いたままでも利用できるのですが、もちろん、それが可能なのは、講義の時間中に、kurinoxpとあなたのPCが共に、ネットワークに接続されている場合だけです。

逆に言えば、自宅に帰ってしまうと、その資料が利用できないわけです。

そこで、その資料を自分のPCに持ってきてしまえば、自宅で、いつでも参照が可能です。

その方法は、次のようにします。

  1. [スタート] -> [マイネットワーク] -> [演習- kurinoxp]
  2. [資料] -> [20020417]

すると、"20020417"と書かれたアイコンがいくつかあると思います。これを自分のpcに持って行くには次のようにします。

欲しいもののアイコンの上で右クリック
メニューが出ます。
メニューの「コピー(c)」をクリック
メニューが消えて、何もおきなかったように見えますが実は、コピーするための準備ができています。
ディスクトップ上の何もないところで、右クリック
メニューが出ます。
メニューの「貼り付け(P)」をクリック
メニューが消えて、その代わりに、欲しかったものと同じアイコンが表示されます。

これで、演習用の資料を、ディスクトップに保存できたので、これからはいつでも、そのディスクトップ上のファイルを開くことができるので、その中身を参照することができます。

配布資料は、原則として、このように、必ず、自分のPCにCopyしてから利用するようにお願いします。

ガイダンス資料に基づき、情報教育研究センター利用法について説明します。

まず、「ガイドブック」を各自一冊ずつ配布しますので、取りに来てください。

以下は、「ガイドブック」にしたがって、説明しますが、特に、p.52の「9.電子メールを使う」は、今日の演習に直接関係しますので、注意してください。

e-mail の利用

前回のWWWの利用に引き続き、今日は、インターネット利用のもう一つの雄であるe-mailの利用法について説明します。

mail tool について

e-mailをやり取りするには、まず、mailを読み書きするためのtool (専用の仕事を行うプログラムのこと)が必要です。

Windows XPには、あらかじめoutlookと呼ばれるmail toolが用意されています。また、上述の「ガイドブック」にも、その利用法が述べられています。

しかし、様々な理由により、この演習では、al-mailの利用を前提として、説明します。

ただし、別に、al-mailを使わなければならないとか、outlookや、同ガイドブックに紹介されているnetscape mailを使ってはならないということもありません。

ただ、この演習では、al-mailでの説明をするということです。

さらに、al-mailの使い方に関しては、原則として、今日の話だけで、今後は、al-mailだから、他のmail toolだから違うということもありません。

mail toolの使用勝手は、個人の好みによる点が多いので、各自様々なtoolを使用し、その中から好みのものを選ぶことが重要かと思います。

al-mail の入手

al-mailを入手するには、al-mail のホームページから入手するのが最適ですが、ネットワーク資源の節約のため、kurinoxpの共有フォルダにあるalm32112aを入手(ディスクトップにコピー)しましょう。

al-mail のinstall とsetup

入手したソフトは、そのままでは利用できず、一般に、installとsetupという作業を行って初めて利用できます。

install

al-mailのinstallは、入手したalm32112aを開くだけです。

いくつかメッセージが出ますが、基本は、[次へ], [はい]等の、了解を表すボタンをクリックします。

途中で、「メールサーバを指定してください」と言われた場合は、次のデータを入力します。

POP3サーバ
pop.edu.cst.nihon-u.ac.jp
SMTPサーバ
smtp2.edu.cst.nihon-u.ac.jp
ユーザ名
IDカードに書いてあるIDを利用(1)
e-mail address
ユーザ名@edu.cst.nihon-u.ac.jp
フルネーム
自分の名前

インストールがすんだら、直ちに、al-mailが起動しますので、これができれば、Okeyです。

  1. 本来は、e-mail addressと同じものを入力すべきですが、現在のalmailのversionでは、IDとして、@ (アットマーク)が含まれているものを指定することができないようですので、しょうがないので、(本来は誤りですが..) ID ( @の前の部分.. )をここでは、入力しておきます。

setup (設定変更)

本来なら、上記のinstall時に、正しい情報を全て入力すれば、そのまま利用できるようになるのですが、「ユーザ名」の所で正しい内容を指定できなかったので、ここで、改めて、正しい内容を設定する必要があることと、もう一つ、特別な設定が必要なので、ここで行います。

なお、設定で、typeミスをしたりして正しく動作しない場合も、今回と同じようにして、問題点を確認し、訂正することができることも覚えておきましょう。

設定の開始
まず、設定を変更するには、al-mailから、[ツール] -> [オプション]を選びます。すると、現在の設定内容が表示されます。
ユーザ名の変更
「ユーザ名」の所は、前述の様に、カードに記載されているIDの部分しか、指定されていないので、これを「ID@edu.cst.nihon-u.ac.jp」の形にします。これは、「皆さんのe-mail addressと同じもの」であることに注意してください。
認証の設定

さらに、e-mailを送る場合に、認証が必要なので、この認証の設定を行うことにします。

このためには、さらに、上記の状態で、[高度な設定]をクリックします。そして、その中の[メール送信時に認証する]の前のチェックボックスをクリックし、ボックスの中にチェックを入れてください。

この状態で、[OK]ボタンをクリックすれば、設定されます。

設定の終了
設定を終了するには、やはり、[OK]ボタンをクリックする必要があります。他の方法で、設定画面を閉じた場合は、せっかくの設定が無効になる可能性があります。心配ならば、再度、内容を確認すると良いでしょう。

InstallとSetupが終わったら、一旦、al-mailを終了しましょう。

al-mail の利用法

al-mail の起動

Installが無事済めば、ディスクトップに、郵便ポストのアイコンが二つできると思います。一方は、あなたの名前が付いているでしょう。これを、クリックすることによって、al-mailを起動することができます。

e-mail の送り方

al-mailから、[メール] -> [新規に作成する] を選ぶと、新たに、e-mailを作成する画面になります。

e-mailは、題名、あて先、同報,本文の4つの部分からなります。題名は、e-mailの内容を簡単に説明したもので、後からわかるように、e-mailの一覧表の中に表示されます。

世の中には、この題名だけで、e-mailを読むかどうかを判断する人もいるので、これは重要です。

あて先は、e-mailの送り先のe-mail addressを入れます。

本文の部分は、e-mailの内容そのものです。

同報の部分は、通常は、自分のe-mail addressを入れておきましょう。すると、必ず、他人に送ったe-mailの内容のcopyが、自分にも送られます。

とりあえず、自分宛(あて先に、自分のe-mail addressを入れる)のe-mailを書いて、送ってみましょう。

e-mailを書いたら、右上の「ポストに手紙を入れている」アイコンをクリックすれば、送られます。

e-mail の受け方

自分宛に送られたe-mailを自分のpcに取り込み、読めるようにするには、al-mailから[メール] -> [メールの送受信]を行います。

すると、パスワードを要求されますので、これも、IDカードに記載されいるものを入力すると、自分宛のe-mail (おそらく、自分が書いたもの)が届くと思います。

一覧表の中の増えたものをクリックすれば、内容が表示されると思います。

うまくいったら

隣や、友達のe-mail addressを聞いて、互いに、e-mailを送ってみましょう。