\documentclass[a4j]{jarticle} \input{style.tex} \title{代数学幾何学演習II (No.001)} \date{2003年4月18日} \author{利根川 聡} \begin{document} \maketitle \no1 次の連立方程式を掃き出し法で解きたい。 \[ \left\{ \begin{array}{rl} x-2y+2z+3w & = \ 2 \\ 2x-3y+z+2w & = -3 \\ -3x+5y+4z+2w & = \ 8 \end{array} \right. \] \\ (1) この方程式の拡大係数行列を書け。 \\ (2) 方程式の解が求まるまでの様子がわかるように、 (1)の拡大係数行列を基本変形する過程を書け。 \\ (3) 方程式の解を求めよ。 \\ ※(2)の解答例(下記参照):行列だけでなく、 どんな基本変形を行ったかも記すこと \[ \Mat4{1 & 1 & 1 & -1 \\ 2 & 0 & -1 & 0 \\ -1 & 1 & 2 & -1} \ \stackrel{1.}{\longrightarrow} \ \Mat4{1 & 1 & 1 & -1 \\ 0 & -2 & -3 & 2 \\ -1 & 1 & 2 & -1} \ \stackrel{2.}{\longrightarrow} \ \Mat4{1 & 1 & 1 & -1 \\ 0 & -2 & -3 & 2 \\ 0 & 2 & 3 & -2} \ \stackrel{3.}{\longrightarrow} \ \Mat4{1 & 1 & 1 & -1 \\ 0 & -2 & -3 & 2 \\ 0 & 0 & 0 & 0} \ \stackrel{4.}{\longrightarrow} \] 1.2行目から1行目の2倍を引く \quad 2.3行目に1行目を加える \quad 3.3行目に2行目を加える \quad 4.‥‥‥ \vs \no2 以下の行列の逆行列を求めよ。 \[ A=\Mat2{3 & -2 \\ -4 & 1}, \hspace{20mm} B=\Mat4{-2 & 3 & -2 & -1 \\ 1 & 0 & 2 & 1 \\ 2 & -1 & 4 & 2 \\ -3 & 5 & -1 & -1} \] \no3 以下のベクトルの 組 $ \basis{\v{f_1},\v{f_2},\v{f_3}} $ に シュミットの直交化法を適用して、 正規直交基底 $ \basis{\v{e_1},\v{e_2},\v{e_3}}$を作れ。 \[ \v{f_1}=(2,-4,5), \quad \v{f_2}=(1,-2,1), \quad \v{f_3}=(7,2,-3) \] \end{document}