Borland C++を使ってみよう(2004/11/02)
Ver. 1.0
2004年11月2日
栗野 俊一
大学で貸与されたNote-PCで、Borland C++を使う方法。
目次
はじめに
ソフトウェア概論及び演習 ( C プログラミング )(高橋英之先生)では、大学で貸与しているNote-PCによる、C言語Programmingの講義と演習が行われています。
この演習では、LSI Japan Co.製のLSI C-86 Ver. 3.30c試食版と、稀杜さんのCPad for LSI C-86や、AOKさんのC言語を始めよう!を利用させて頂いています。
しかし、Note-PCのOSがWindows XPになってから、Windows 2000/XP で、LSI C-86 試食版を使って 16 ビットプログラムを作成して実行した際に、出力結果が表示されない場合があることが解り、よりよい方法を考える必要が出てきました。
そこで、LSI C-86の替りに、borland 社のBoland C++を利用することになったわけです。
概要
主な内容は、参考資料( 10分ではじめるBCC )を見て頂ければよいのですが、一応概要を説明すると次のようなステップになります。
作業内容
Borland C++ 5.5
Borland C++ 5.5 (以下、単にBCC )を入手するには、次の手順を行います。
- Borland C++ Compiler 5.5 無償ダウンロードサービスから、Borland C++ Compiler 5.5 のダウンロードをクリックします。
- そのページにあるように、ダウンロードを行うには、まず、「ボーランド MyPage」への登録が必要になりますので、ボーランド MyPage ロングイン / 新規メンバー登録をクリックします。
- 「ボーランドMyPage」への登録がすんでいなければ、[新規メンバー登録]をクリックします。
- 新規メンバー登録になったら、☆印のついた項目を全て埋めます(1)。
- [送信]を押すと、内容に問題がないか、確認されるので、もう一度[送信]を押す。
- 登録に成功すれば、登録したe-mail addressの所に、「登録終了」のe-mailが届いているはず。
- ボーランド MyPage ロングインに入り、登録したe-mail addressとパスーワードを入力し、[ログイン]をクリックしてログインする。
- 無事、ログインできれば、左側に[無償版・トライアル版ライセンス発行]があるので、これをクリックする。
- 「C++ Compiler」の前のラジオボタン(丸いボタン)をクリックして、◎になったこと確認して、[送信する]をクリックする。
- 登録したe-mail addressの所に、BCCをDonloadするためのURLが記載されているe-mail (「ボーランドより:ライセンスを発行しました」)が届くので、そのe-mailに記述されているURLを使って、freecommandlinetoolrs2.exeをダウンロードする。(6)。
- ダウンロードしたfreecommandlinetoolrs2.exeを開くと、インストールが開始されるので、原則として、[了解]とか[次へ]をクリックすれば、BCCのInstallはOkey。
- Install先は、特に指定しなければ「C:\borland\bcc55」となるので、以下、それを前提とする。自分の好みで変更する場合は、以下の説明では気を付けること。
「C 言語を始めよう」の Setup
すでに、皆さんは、「C言語を始めよう」をInstall済なので、後は、BCC用に、設定を行うだけです。LSI-C86とBCCは、共存が可能で、切り替えて利用することができます。
BCCの設定は次のようにして行います。
- 「C言語を始めよう」を開く。
- [ビルド(B)]→[Borland C++ 5.5の設定]を選ぶ。
- 「コンパイラの位置」の所に「C:\borland\bcc55\bin\bcc32.exe」(7)と入れる(8)
- [bcc32.cfgとilink32.cfgを作成する]をクリックする
- [OK]をクリックする
- [ビルド(B)]→[LSIC86 <->> BCC55切り替え(T)]をクリックする。
- 画面右下の「LSIC86」が「BCC55」に変更されればOkey
資料