この演習の目的は通りです。
次のように一つのNetwork SegmentにWindowsとLinux Hostを繋げます。
Internet | 192.168.3.0/26 >------+--------+--------< | | Windows Linux
rpmファイルの入手とinstallは以前と同様です、今回の実験には、次の三つのファイルが必要(1)です。
samba-2.0.6-9.i386.rpm samba-common-2.0.6-9.i386.rpm samba-client-2.0.6-9.i386.rpm
WindowsファイルをLinuxから参照できるようにするための方法です。
windows側では、ファイル共有したいフォルダを指定して共有できるようにします(2)。詳しくは
windows の資料を参考にしてください。
linuxからSMBを利用して、Windowsのファイルを利用するには、smbmountを使って、linuxの上のファイルシステムに、windowsのファイルシステムをmountする必要があります。
具体的には、次のよう作業をします。
次のコマンドで、mountします。
smbmount //「Windows の名前」/「公開フォルダ」 「マウント先」
特にwindowsを用意していないのであれば、例えば、次のコマンドで、研究室のWindows 2000 ( host名はwin2k,公開されているディレクトリ[フォルダ]の名前はshare )のサービスが受けられます。
[root@Linux-X /root]# ls /mnt/cdrom [root@Linux-X /root]# smbmount //win2k/share /mnt/cdrom Password: [root@Linux-X /root]# ls /mnt/cdrom RPM/ memo.txt* [root@Linux-X /root]# cat /mnt/cdrom/memo.txt This is Memo [root@Linux-X /root]# umount /mnt/cdrom/ [root@Linux-X /root]# ls /mnt/cdrom [root@Linux-X /root]#
もし、smbmountコマンドを実行したときに、「host名が見付からない」といった意図のメッセージが出力された場合は、次のようにhostnameを変更してから、もう一度smbmountコマンドを実行してみましょう。
[root@Linux-X /root]# hostname localhost [root@Linux-X /root]#
LinuxのファイルをWindowsから参照できるようにするための方法です。
作業の手順は次のようになります。
SMBの設定ファイルは、/etc/smb.confです(4)。
実習では、サンプルとして、ftpサーバにsmb.confがおいてあるので、ftpで入手し、/etcにcopyします。
[root@Linux-X /root]# cp smb.conf /etc [root@Linux-X /root]#
sampleのsmb.confの内容は、次のようになっています。
[global] ← 全体の設定 workgroup = MATH ← Work Group 名は 「MATH」 server string = Samba Server ← Server へのコメント log file = /var/log/samba/log.%m ← Log File のできる場所 max log size = 50 ← Log File のサイズ security = share ← security の型 : share は危険 socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192 [public] ← 「public」 という名前の資源 comment = Public Stuff ← 資源へのコメント path = /tmp ← 資源の場所 ( ディレクトリ名 ) public = yes ← 公開利用 Okey writable = yes ← 書込 Okey guest ok = yes ← guest Okey (認証なし)
設定の項目としては次のようになると思います。
上記の設定は、大変危険な設定なので、普通の場合には、「secutiry=user(Unixの認証を利用する)」「guest ok = no(認証に成功しないとアクセスできない)」、「writable = no(書込不可)」、などとします。
smb.confの設定を色々と書換えてみて、windowsからどのように見えるか試してみましょう。