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情報通信ネットワーク論[演習] (2005/12/06)
Ver. 1.1a

2005年12月06日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2005/ccna-ex/ccna-ex.html
情報通信ネットワーク論[演習]2005/11/29の資料

目次

目的

この演習の目的は通りです。

SMBの利用
SMBを利用することによって、LinuxとWindowsでのファイル共有を実現します。

実験 Network

次のように一つのNetwork SegmentにWindowsとLinux Hostを繋げます。

            Internet
               |       192.168.3.0/26
        >------+--------+--------<
               |        |
	     Windows  Linux	

SMB File の入手と Install

rpmファイルの入手とinstallは以前と同様です、今回の実験には、次の三つのファイルが必要(1)です。

samba-2.0.6-9.i386.rpm
samba-common-2.0.6-9.i386.rpm
samba-client-2.0.6-9.i386.rpm
  1. もちろん、これはのversionは最新のものでなく..って、もう耳たこかしら..

SMB Client

WindowsファイルをLinuxから参照できるようにするための方法です。

windows 側の設定

windows側では、ファイル共有したいフォルダを指定して共有できるようにします(2)。詳しくは

windows の資料を参考にしてください。

  1. 公開したいフォルダで、右ボタンを押すと、共有メニューが出てきます。

linux 側の設定

linuxからSMBを利用して、Windowsのファイルを利用するには、smbmountを使って、linuxの上のファイルシステムに、windowsのファイルシステムをmountする必要があります。

具体的には、次のよう作業をします。

  1. これは、空っぽのDirectoryにします。安易なのは、新しく作ることでしょう(例えば、/mnt/winを作る)。あるいは、既に( mountのために用意されて.. )ある空のDirectroy (例えば、/mnt/cdrom )などを選んでもかまいません。

SMB Server

SMB Server の作成

LinuxのファイルをWindowsから参照できるようにするための方法です。

作業の手順は次のようになります。

SMB Server の設定

SMB の設定ファイル

SMBの設定ファイルは、/etc/smb.confです(4)

実習では、サンプルとして、ftpサーバにsmb.confがおいてあるので、ftpで入手し、/etcにcopyします。

ftp で入手した smb.conf を /etc に copy する
[root@Linux-X /root]# cp smb.conf /etc
[root@Linux-X /root]# 
  1. もちろ、実習用の場合はです。一般の場合は、別の所にあるかもしれません。

SMB の設定ファイル内容

sampleのsmb.confの内容は、次のようになっています。

[global]                                ← 全体の設定
   workgroup = MATH                     ← Work Group 名は 「MATH」
   server string = Samba Server         ← Server へのコメント
   log file = /var/log/samba/log.%m     ← Log File のできる場所
   max log size = 50                    ← Log File のサイズ
   security = share                     ← security の型 : share は危険
   socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192

[public]                                ← 「public」 という名前の資源
   comment = Public Stuff               ← 資源へのコメント
   path = /tmp                          ← 資源の場所 ( ディレクトリ名 )
   public = yes                         ← 公開利用 Okey
   writable = yes                       ← 書込 Okey
   guest ok = yes                       ← guest Okey (認証なし)

設定の項目としては次のようになると思います。

上記の設定は、大変危険な設定なので、普通の場合には、「secutiry=user(Unixの認証を利用する)」「guest ok = no(認証に成功しないとアクセスできない)」、「writable = no(書込不可)」、などとします。

実験

smb.confの設定を色々と書換えてみて、windowsからどのように見えるか試してみましょう。

参考 Link