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数学科計算機演習室利用者講習会( 2005 / 05 : Ver 1.7 )

2005 年 5 月 24 日
数学科計算機演習室
ecc-admin@ecc.math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp
数学科には、数学科(数学科出身の院生を含む)の学生のみが利用可能な、数学科専用の計算機演習室(駿河台キャンパス822号室)があります。

目次

はじめに

演習室の利用方法については、次のPageを参照してください。

数学科計算機演習室 Home Page ( http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp )

なお、この部屋は、「飲食厳禁」かつ「禁煙」、そして「土足厳禁」です。(1)ので、よろしく、お願いいたします。

  1. 持ち込みも不可です。

Login/Logout

Login ID と Password

数学科演習室の計算機は、数学科の学生だけが利用出来る(2)ようなっています。

そこで、利用者を特定するために、数学科の学生の皆さん一人一人に固有のID ( Login ID )とPasswordを割り振っています(3)

計算機を利用するために、まず、このLogin IDとPasswordを計算機に入力し、自分が数学科の学生であることを計算機に示す(4)必要があります。

Login IDは、機械的にstmXXXX ( XXXXの部分は学籍番号)となっています(5)

Passwordは、自分で決定し、自分で管理する(6)必要がありますが、最初だけは、講習会で初期Passwordを配布します(この際、学生証あるいは、自分の学籍番号を証明する資料が必要です)。

Passwordは、この講習会で、自分の希望の物に変更する方法を説明しますので、必ず、変更してください(7)

  1. この部屋は、みなさんの実験実習費で運用されています。

    931教室や941教室は、理工学部の学生が誰でも利用できるので、そちらの方も利用できるようにしておきましょう(ユーザ登録が必要です。早めに登録しておきましょう)。

  2. 配布した小さな紙の左の7文字stmXXXX ( XXXXは学籍番号.. )がLogin ID,その後ろの無意味文字8文字がpassword ( Login Password )になります。
  3. この作業のことをLoginと呼びます。ちなみにLogは、「記録を取る」という意味でありLog inは、「記録開始」という意味にもなるわけです。

    元々は、計算機を利用すると、その利用時間に応じて課金を行っていた( Login ==課金開始)ので、その名残(現在は、従量性ではなく、固定料金制[つまり、実験実習費用として、支払済みってことです.. ] )なわけですが、現在でも誰が何時から利用を開始し、何時、利用を終了(この後で説明するLogoutまで... )したかを記録しています。

  4. 学籍番号が9876番の人のIDはstm9876となります。
  5. 「本人は覚えており、かつ、他人には知られないようにする」ということです。
  6. 4月中にPassword変更を行わない場合は、演習室の利用権利を失うことになります。

    またPasswordは、決して他人に教えないでください。もし、Passwordが他人に知られると、その人が、そのPasswordを利用して、貴方に成りすますことができます(計算機は、Login ID/Passwordで、個人を識別するので、Passwordを知っている他人と、貴方の区別はできません)。

    もし、成りすました人が悪意をもって振舞えば、その責任は、結果的にPasswordを漏らした本人にふりかかってくることになります。

Login

机の上のDisplayの電源を入れ、マウスを少し動かすと、「葡萄の絵」が表示されると思います。これが「Login画面」です。

その状態で、キーボードから、計算機に対して、正しくLogin IDとPassword (8)を入力すると、Loginしたこと(9)になり、計算機が利用できるようになります。

  1. Passwordは、入力しても、画面に表示( Echo Back )されないので、注意してください。
  2. 表示が切り替わり、画面上部にコマンドバーが表示され、「アプリケーション」や「アクション」などが表示されれば、成功。逆に、最初のLogin画面の状態に戻った場合は、Login失敗なので、もう一度、試してみてください。

Logout

Loginとは、逆に、計算機に対して、利用が済んだこと報せる作業をLogout (10)と呼びます。

画面左上にある「アクション」を、クリックすると、メニューが表示されますが、その中に「ログアウト」があるのでそれを選択します。するとLogoutするかどうか尋ねられます。

ここで[はい]を選べば、Logoutが行われ、最初のLogin画面に戻ります。

試しに、実際に、Logoutしてみましょう。

計算機を利用し終ったり、あるいは、なんらかの理由で、一時的であれ、キーボードの前から離れる場合は、必ず、Logoutしてください(11)

  1. Log outつまり「記録終了」となります。
  2. 計算機は、LoginしてからLogoutするまでは、キーボードの前に居て計算機を利用している者が、Loginした時の人物であると仮定してサービスをします。したがって、もし、Logoutせずに、キーボードの前を離れると、その後にキーボードの前に来た他人が、やはり、本人になりすますことが可能になるわけです。

Firefox の設定

Firefoxを起動(12)して、

Http Cache Proxy の設定方法の Page

を読み、この内容に従ってFirefoxの設定をしてみてください(13)

一応、簡単に説明すると、次のような手順になります。

  1. 左上の[Edit/編集]の所にマウスカーソルを移動し、左ボタンでクリックする(以下、単に「選ぶ」と表現します。)とプウルダウンメニューが出ます。
  2. その一番下の[preferences/設定]を選ぶと、新しいダイアログボックスが表示されます。
  3. ダイアログボックスの左に[General/一般]がありますので、それをクリックすると、右側に、[Connection Settings]が表示されるはずです(上から4番目)。
  4. [Connection Settings]を選ぶと、再び新しいダイアログが表示されます。
  5. 「Manual Proxy confiration」を選択し、[HTTP Proxy]の所に「cache.math.cst.nihon-u.ac.jp」, [port]の所に、「3128」を入れます。
  6. この後で、[Use Same ..]を選ぶと、同じ内容が他の場所にCopyされます。
  7. [確認/OK]を選び、ダイアログを閉じます(二つ開いたので、二つとも閉じる)。

そして、その結果として、学外のPage (例えば、Yahoo Japan等)の内容が参照できるようになることを確認してください。

  1. 画面上の中央やや左よりの場所にある、「紅い狐が体を丸めている画」のアイコンをクリックします。
  2. 二人一組になり、一方が内容を表示させ、他方が、その表示を読みながら、設定すると、効率よく作業が進みます。

mail の利用方法

数学科計算機室専用の e-mail アカウント

数学科計算機室では、数学科計算機室専用のe-mailアカウント(14)を提供しています。

これは、理工学部のe-mail address ( g13xxxx@edu.cst.nihon-u.ac.jp )とは、別に利用することができます(15)

もちろん、このe-mail addressも、理工学部のaddress同様、Internetのどこからでも利用が可能です。

数学科で皆さんが利用可能なe-mail addressは、 stmXXXX@ecc.math.cst.nihon-u.ac.jp (16)となります。

  1. つまり、自分用のe-mail address
  2. これは、「利用してもよい(権利)」ということだけで、「利用しなければならない(義務)」ということではありません。

    利用するかどうか(つまり、他人にこのe-mail addressを教えるかどうか)は、皆さんの自由です。

    また、この二つのe-mail addressをどのように使いわけるかどうかもまた自由で、例えば、一方を友人に、他方を就職活動に利用する等の使い分けも可能ですし、また、転送機能を利用することによって、どちらも全く同じように利用することも可能です(興味のある方は個人的に問合せてください。)。

  3. XXXXの所には、学生番号が入ります。学生番号が9876番の人のe-mail addressは、 stm9876@ecc.math.cst.nihon-u.ac.jp になるわけです。

e-mail (APOP) Pass Phrase の設定

stmXXXX@ecc.math.cst.nihon-u.ac.jp宛に届いたE-Mailを読むためには、それ専用のPass Phrase(17)が必要になります。

これは、Internetを利用して自宅からも読めるようにする(18)ためです。

そこで、まず、そのmailのための専用Pass Phraseの設定方法(19)から述べます。

  1. パスフレーズ:秘密の文句のこと。Passwordとは、秘密の単語のことだが、それより長く、空白も含めることができるので、いくつかの単語を、空白で区切って並べたものにします。
  2. 具体的な方法は、個人的に...。
  3. これは、同時に「変更方法」にもなっています。何らかの理由で、変更したい場合も同様な形で変更することができます。
  4. 例えば、好きな歌手のあの歌のサビの部分とか、失恋した彼女の名前年代順に5人分とか...。
  5. 「?」マークのアイコンの右
  6. この時点では、演習の最初に配布した小さな紙に書いてあるものを利用します。もちろん、login passwordを変更した場合は、その変更後のpasswordになります。

sylpheed の設定

演習室ではsylpheed(23)というメールソフトウェアが使えます。

ここでは、数学科専用のe-mail addressが利用できるようにするための設定(24)について説明します。

  1. 「シルフィード」と発音します。
  2. 同様にして、理工学部のe-mail addressをここで利用することができます。具体的な設定方法等は、個人的に近くの教員に確認してみてください。
  3. 「GnuPGが正しくインストールされていない」といった内容のダイアログが表示されるが気にしないくてもかまいません([OK]ボタンを押す)。
  4. もちろん、今回は、初めてに決っていますね..。二度目以降は、この画面は表示されません。
  5. 「特に問題がなければ」と聞かれても、初めて触るのですから、問題があるかどうかなど判るわけがありませんね。まあ、ここでは、「解らないことは存在しない」と思っていれば良いと思います。
  6. これも初回だけです。
  7. もちろん、ローマ字で構いません。もし、漢字で、入力したいのであれば、[Shift]+[Space]で、日本語入力モードに切り替えわります(もう一度押すと、元の普通の英数入力モードに戻ります)ので、ローマ字変換、仮名漢字変換をしてください。変換キーは、[Space]、確定は[Enter]です。
  8. stmXXXXは自分のLogin IDです。XXXXの部分は学生番号が入ります。

Login Password の変更

Passwordの変更が終ったら、必ず、一旦logoutし、もう一度Loginし、間違いなく、新しいPasswordでLoginできることを確認しましょう。

  1. すでに、一つ開いてあれば、その続きでも構いません。

ネチケットについて

Internetはコミュニケーションのためのツールです。これを利用するには当然のことながら、「マナー(エチケット)」が必要になります。

Networkで利用されるエチケットのことを特にネチケットと呼びます(32)

皆さんが数学科演習室(あるいは大学の施設)からInternetを利用する場合、通信相手は、皆さんが、日本大学理工学部数学科の関係者であることが解ります。

したがって、もし、演習室からなんらかの行為をなした場合は、すべて、単に皆さん個人の行為というだけでなく、大学の関係者としての立場の行為としてみなされます。

どうか、本大学の学生であるという自覚をもって、責任ある行為をお願いします。

  1. 検索エンジン等で、調べてみよう。

プログラミング演習

演習での利用

3年に設置されている科目では、演習室を利用した演習が行われることがあります。以下では、演習室で、これらの講議に付随した演習を行う場合の利用方法について解説します。

プログラミングの流れ

どのようなプログラミング言語( C, Java, Fortran )を利用する場合でも、プログライミングの流れは次のような形になっています。

もちろん、各々のステップで、問題がおきたら、一旦、一つ前のステップに戻り、修正を繰り返すのが普通です。

準備

プログラミングを始める前に、次のような準備をします。

編集 : プログラムの作成と変更

プログラムを作成したり変更するには、xemacsを利用します。

xemacs の起動

xemacsは次のように端末の所で、「xemacsファイル名& [Enter]」で実行します。

xemacs の起動
[shimura@a35 shimura]$ xemacs 0524.c &
[1] 5918
[shimura@a35 shimura]$ 

ここで、xemacsの後にあるのは、編集したいファイルの名前で、C言語ならば、.c, Javaなら.java, Fortranなら.f90とします。

xemacs での編集

xemacsを操作する上で、最低限、覚えなければならないのは、次の操作です。

コンパイル : プログラムの検査と実行ファイルの作成

コンパイルは、コンパイラコマンドにコンパイルしたいファイルを指定して実行することによって行います。

言語によって、コンパイラ言語は異ります。

エラーがなければ、何も表示されません(再びプロンプトが表示されます)。何か表示された場合は、エラーを意味するので、もう一度、編集からやりなおしましょう。

実行

無事、コンパイルが成功したら、次ぎは、いよいよ実行です。実行も言語によって、多少異ります。

終りに

以上で、講習会は終了です。間違いなくLogoutし、また、Displayの電源をoffにして、退室してください。