LANケーブルの作成方法(2014/09/26)
栗野 俊一
材料
- ケーブル:カテゴリー5のUTPケーブル(一本)
- コネクター: RJ-45 (二個)
工具
- 圧着工具(必須) :コネクタをケーブルに圧着する(専用工具)
- ニッパー(ほぼ、必須) :ケーブルを切る/芯線の先を揃える
- チェッカー(あると便利) :ケーブルの通電をチェックする
- ストリッパー(あると便利) :ケーブルの皮(被覆)を剥(はが)す
ケーブル作成
ケーブルの切断
ニッパーで、ケーブルを適度な長さで切断する
端の皮を剥す
- ケーブルの端の部分の皮を剥す:ストリッパーがあると簡単
- 剥す長さは3 cm位:長めにすると、以下の作業が楽になる
芯線を揃える
- ケーブルの皮を剥したら
- 芯線の縒(より)を戻し、正しい順番に並べる
- 芯線は、2本1対の物が4対ある(縒り合されている)
- 芯線の色:オレンジ(O)、茶(Br)、緑(G)、青(B)の4色が対
- それぞれ縒を戻す
-
芯線を左から右に次の様に並べる
白オレンジ オレンジ 白緑 青 白青 緑 白茶 茶 (T568B)
- 指でしごいて、芯線を延す
- 芯線の先は、横に一直線になるようにニッパーで切る
圧着
- 圧着すると後戻りができない
- 圧着前の三つポイント
- 圧着工具
- コネクターは十分に奧まで差し込む
- 戻りがある工具は、戻るまで握る
- 芯線をコネクターに差し込み圧着工具で圧着する
通電検査
ケーブル作成の極意
- ケーブル作成上の三つのテクニック
- 端点の皮は長めに剥す
- 必要なのは12.5mm (1/2インチ)だが3〜5 cm位出してよい
- 芯線の先をきれいに揃える
- 芯線を奥までまで差し込む
- 一旦コネクタに差し込んで、先を揃えた後、芯線の先をニッパーで切って揃える
- 圧着する前の三つのチェックポイント
- 色は正しい順番になっているか?
- 芯線の先は奥まで届いているか?
- 袖は噛んでいるか?
- ミスしやすい三つのポイント
- 皮を剥(はが)す時に芯線を傷付けてしまう
- ケーブルの縒がケーブルの中まで解けてしまう
- 圧着が不充分(握り過ぎ)
- 「戻り」付きの圧着工具で、しっかり、カチッと言うまで握ろう
- 圧着前にテスターを使ってはいけない/意味がないし、外れなくなる(迷惑) !!