RNN (回帰/再帰 NN ) とは 自然言語処理固有の特徴 言葉は、頭から順に与えられる 後ろの言葉の意味は、それまでの表現(文脈)によって決る(cf. 指示語) RNN (Recurrent Neural Network) とは 従来のNN (CNN, RNN に対して DNN と呼ぶ) に、一つ前の結果を反映させる DNN では、データが一方向(入力から出力/浅い方から深い方)にしか流れない RNN では、一つ前のデータの処理結果が、次のデータの処理の付加情報として入力に入る(回帰/再帰) 人間の「記憶能力」をモデル化 ( CNN は「感覚器」のモデル化 ) RNN のインパクト 自然言語処理固有の特徴となる「文脈(過去の入力の履歴)」の利用を実現 DL による自然言語処理の道筋を付けた RNN の問題点 : 「文脈」として、「事前」しかみていない (「事後」は.. ?) 単語間の距離が離れると影響力が小くなってしまう NN の構造的な問題 ( BP でも問題になった.. ) データを頭からみてゆく(逐次処理) 並列化が難しい (学習速度の低下につながる)