演算処理の原理 演算処理の原理 (Text p.51, 4.1 節) チューリングマシン (TM) : CPU の動作原理の数学的なモデル テープ : 左右に無限続く、書き換え可能なマスの並び (メモリ) 有限制御部(オートマトン) : マスを指すヘッドをもち、現在の状態とマスの記号から次の動作(状態変化、ヘッドの移動、マスの書き換え)を決める (CPU) テープの内容や、動作規則によって TM の振舞い(機能:何を計算するか)が決る TM による計算可能性 計算可能なもの(とおぼしきもの..)には、それを実際に計算する TM が存在する 万能 TM ある TM' (万能 TM) が存在し、任意の TM に対して、テープの工夫だけで、それと同じ機能を持つ (証明の概要) 元の TM の機能を TM' のテープ上に実現 (プログラム) / 計算対象(データ)もテープ上にある ノイマン型と TM TM の事をノイマンが知っていて、コンピュータの設計に利用した TM の限界 : フォン・ノイマンボトルネック ヘッドが一つ (逐次処理をしている) [cf. 人間の脳は並列処理]