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コンピュータ概論(2002/05/22)
Ver. 1.0

2002年5月22日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/comp/index.html
コンピュータ概論2002/05/22 の資料

目次

お知らせ

  1. くどいようですが、講義時間にwindows updateを行うのは止めてください。Networkが混む原因になりますから。

    講義終了後などに、空いている教室などを利用して、実行してください。

  2. もちろん、僕も持ってきてはいたのですが..。

演習

XML

XML 関係の資料

XML (Extensible Markup Language)は、HTMLや、HTTPで有名なW3Cで制定されている、「文章に、mark(しるし)を付けるための拡張可能な(言語)規則」の一つです。

単純に言えば、文書に、マーカーで、下線を引いたり、あるいは、鉛筆で書き込みをしたりしますが、それの計算機版といえます。

これに関しては、Internetでも、多くの資料が公開されていますので、是非、検索エンジン(例えば、google等)に、XMLをキーワードとして入力してみてください。

以下は、その中のいくつかをピックアップしたもの(順不同)ですので参照してみてください。

XML関連のLink

なお、自分なりの資料(ブックマーク)を作るのも大変重要ですので是非、いろいろと検索してみましょう。

XML の簡易的な説明

すでに前節で述べたように、Web上で、様々な資料が公開されていますので、それに特に追加できることはないのですが、演習での説明の資料として、簡単に、XMLの説明をします。

演習での利用を考えているので、天下り的(かつ、独善的)に説明することにします。

XML文章
XML文章は、普通の文章に、XML特有のタグを挿入したものを指します。
XML特有のタグ
XML特有のタグは、大きくいって、次の二週類があります。
予め形式や意味が決まっているもの
XMLの文章の先頭に入れる、次の例など。
XML の先頭に入れるおまじない
<?xml version='1.0' encoding="Shift_JIS" ?>
利用者が自分で形式や意味を決めてよいもの
これは、自分で形式や意味が決められるので、特に、例を挙げることはできないが、次のような基本的な形式(これは、形式の形式になるので、メタ形式となるわけですが..)が決められています。
  • 基本のタグは、「タグの名前」を<(小なり記号)と> (大なり記号)で囲んだもので、開始タグと終了タグがあり、終了タグは、<のすぐ後、タグ名の前に/ (スラッシュ)を入れることによって、開始タグと区別される。
  • 開始タグの、タグ名と>の間には、空白で区切って、属性と呼ばれるものを入れることができる。

    属性は、「属性名=属性値」という形で、複数並べることができる。

  • 開始タグと終了タグは、常に入れ子で、対になる(括弧と同様、対応している)必要がある。
  • 特定な文章を、開始タグと終了タグで囲むことによって、その文章を、そのタグで、マークアップすることになる。
XML文章の例
sample.xml
<?xml version='1.0' encoding="Shift_JIS" ?>

<!-- これは、コメント -->

<!-- XML のサンプルとして、レポート形式の説明をする -->

<report>                         <!-- レポート形式開始 -->

  <author>                       <!-- 製作者の情報 -->
    <name>                       <!-- 製作者の名前 -->
      日大太郎
    </name>
    <department>                 <!-- 製作者の学科 -->
      数
    </department>
    <number>                     <!-- 製作者の学生番号 -->
      1234
    </number>
  </author>                      <!-- 製作者の情報終わり-->

  <body>                         <!-- レポートの内容 -->
    <id>                         <!-- レポートの識別子 -->
      20020522001
    </id>

    <title>                      <!-- レポートの題名 -->
      XML sample
    </title>

    <version>                    <!-- レポートの版 -->
      Ver. 1.00
    </version>

    <date>                       <!-- レポートの作成日 -->
      2002/05/22
    </date>

    <contents>                   <!-- レポートの内容 -->
      内容はいろいろ
    </contents>

  </body>                        <!-- レポートの内容終わり -->

</report>

課題提出

  1. 前回のQ and Aの課題を行ってください。
  2. 上記で、紹介したsample.xmlと同じ形式で、XML文章を書いて見なさい。なお、次のような情報を入れなさい。

    <author>の所
    当然ながら、自分の名前、学生番号学科を書く
    <body>の< contents >以外の場所
    例通りでよい
    <body>の< contents >の場所
    「しりとり」の結果を入れなさい。

    なお、reportとして、提出するe-mailのSubjectには、必ず、[R]から始まる、わかり易いSubject (例「[R]しりとりの課題」など)を付けてください。