07/01に駿河台校舎の院生室でIBM-PCの組み立てを行うそうです。
興味がある人は、見学Okeyだそうです。
詳しい、場所や日時は、阪井君(sakai@math.cst.nihon-u.ac.jp)に連絡を取ってみてください。
InternetによるData通信が可で、音声等による通信は不可なのは、矛盾しているように感じるかもしれませんが、理由は二つあります。
一つは、Internetでの情報交換は、この講義の目標の一つなので、それができるならば、結果的に試験に有利なのでは当然です。
逆に、音声を利用した場合、他人の受験の邪魔になる可能性があり、これを禁止したいということです。
当然のことながら、試験中は、私語厳禁です。
前回に引き続き、Excelに関する演習を行います。
資料も、前回の「家計簿」です。
消費税を導入した結果と小数点が生じている。しかし、考えてみると実際に、支払いでは、整数にされている。この問題はどうすべきでしょうか?
実際は、小数点以下を切り捨てるわけですが、このような典型的なことは良くあると思われます。どうにかならないのでしょうか?
実は、このように典型的な作業をするために、Excelには、「関数」と呼ばれる仕組みが用意されており、これを利用するだけで、簡単にこの問題を解決することができます。
実際には、roundという名前の関数が用意されており、これを利用するだけです。
セルA1を選択(クリック)した後に、Excelの「数式バー」の左側にある、[fx]と書いてある所にマウスカーソルを移動してみましょう。おそらく、「関数の挿入」という説明が表示されるはずです。
この[fx]をクリックすると「関数の挿入」と名づけられたポップアップメニューが表示されます。
「何がしたいかを簡単に入力して、[検索開始]をクリックしてください。」とメッセージが書かれた所に、「四捨五入」と入力(5)し、[検索開始(G)]をクリックしてみましょう。
下の[関数名]の所に、ROUND, FIXED, FLOOR, INT..等が表示されるはずです。
マウスで、それらをクリックすると、下にその関数の説明が表示されます。
ここでは、ROUNDを選んで[OK]をクリックしてみましょう。
ROUNDでは、二つの引数を取ることが分かります。一つ目は、四捨五入したい数値、そして、二つ目は桁数(四捨五入をした結果の小数点以下の桁数)を指定します。
例として、数値の所に、123.456を、桁数の所に、2などと入れてみましょう。
また、次の点も確かめて見ましょう。
関数Roundについて、だいたい理解できたら、G3?G28の値がそれぞれ、四捨五入した結果が入るようにしてみてください。
小計の計算をした結果、H28には、支出の合計が計算されています。このように累積を利用することによって、複数のセルの合計が計算できるわけですが、Excelには、複数のセルの値を一度に処理するような関数も用意されています。
Sumもそのような関数の一つです。
表示された関数(おそらく、Sumだろうが.. )を選び、更に、[この関数のヘルプ]をクリックし、ヘルプを表示させてみよう。
Sumとはどんな関数だろうか?
演習で学んだように、関数Sumは、矩形領域の左上と右下の要素を指定し、':' (コロン)をはさむことによって、その矩形全体を対象として、その全体の総和の計算を行います。
[fx]をクリックして、「関数の挿入」を開いたところで、「関数の分類」のところを「全て表示」にすると、Excelで利用可能な関数が全て表示される。
これらについて、色々とながめて、どんな関数が利用できるかを調べておこう。
ここまでは、原則として、与えられたデータ(セル)の内容をあるがままに計算してきました。
確かに、与えられたデータに対して、計算の方法を指定し、データが変化する度に、結果が再計算されるという仕組みを考えると、これは計算機が、計算手順を記憶し、その手順に従って、人間に代わり、計算を代行しているという点に関しては、計算機本来の機能を利用しているといえます。
しかし、これまでの仕組みでは、あまりにも実直すぎます。
つまり、「判断能力」が感じられないのです。
実は、計算機には、この「判断」のための機能、「条件判定」という仕組みが用意されています。
では、早速この機能を利用してみることにしましょう。
countifを利用して、数量の列(f3:f28)の中で、3であるセルの個数がいくつかを数えてみよう。
その結果を、K30に入れなさい。
sumifを利用して、単価の列(e3:e28)の中で、セルの値が200以上の数値があったら、その合計を計算してみよう。
その結果を、L30に入れなさい。
演習7の結果を前回と同様csv形式に保存した上でe-mailで送りなさい。
課題の提出方法は、「しりとり」と同じ形式(XML 形式)でお願いします。
なお、idは、20020626001, titleはExcel:book2とします。表題に、[R]と判り易い表題をつけることを忘れないように。