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情報通信ネットワーク論(2002/05/30)
Ver. 1.0

2003年5月30日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2003/ccna/ccna.html
情報通信ネットワーク論2003/05/30 日の資料

目次

お知らせ

  1. 最近、Computer Virusが、学内で流行っているようです。

    各自、気を付けると良いと思います。

    なお、自分のPCが感染していないかどうかを確認するには、次のようなサービス(1)を受けるとよい(2)かもしれません。

    1. トレンドマイクロ社の Online Virus Scanでは、On LineでVirus Checkができます。
    2. AVG Anti Virus Systemは、現在、無料で利用可能なVirus Check/Protect Softを配布しています。

    他にも、"Computer Virus"のKeywordで、検索エンジン等から、検索してみるとよいでしょう。

  1. 現時点では、無料ですが、(各人の責任で..)有料のサービスも検討した方が良いでしょう(悲しい話ではありますが..)。
  2. もちろん、僕は、これらの会社とは何等関係はありませんし、また、これらのサービスを受けた結果として、何らかの被害を蒙ったとしてもそれを保障する気はありません。

    飽くまでも、「自己責任」でお願いします。

論理層 (again)

Ethernet における通信

  1. 「MAC Address」は名前こそ「Address」だが、実際は、場所を表しているわけではないので、厳密にはAddressではない。むしろ、ID (名前、識別子)に近いし、実際に、そのように利用されている。

Network 層

Network 層の役割

  1. addressというのは、Internetの中の、至るところで現れます。

    例えば、典型的なのがe-mail addressです。e-mailでは、e-mail addressを指定するだけで、相手にメッセージ( e-mail )を送ることができるので、その意味では、Network層としての性質を満しています(が、もちろんOSI Modelでは、汎用な通信ではなくe-mailという特別な用途に用いいられるため、e-mailそのものはNetwork層ではなく、Application層に分類します..)。

    また、URL ( http:// .. )もAddressの一種です。

    AddressとID (Name)は異なるもので、混同してはいけません。

    Addressは場所(通常は移動しない.. )ものを表し、IDは、個体(通常はどこにあるか解らない.. )ものを表します。

    通信の対象はIDですが、通信するにはAddressが必要なので、どこかで、IDとAddressの対応が必要になってきます。

  2. スケール問題
  3. 物理層/論理層では、「(何も特別なことをしなくても自然に..)情報の到達する範囲」が「その層の関心の対象」。

IP (Internet Protocol)

  1. 論理の逆が物理Address。典型的な物理Addressの例は、緯度経度。

IPX (Internetwork Packet eXchange)

  1. そのLANとLANを結ぶProtocolがInternet..
  2. ということもあり、CCNA的にも講義的にも、後期の終り頃にふれる予定。

カプセル化

カプセル化とは

上位層の通信単位を下層の層で通信する時に、その中身(上位層の構造)に無関係に行えるようにするための仕組。

cf.封筒(手紙の内容を知らなくても済む.. [むしろ匿す.. ] )。

上位層のPDUにHeader (とFooder )を付けることにより、自分の層の新しいPDUを作る。

各層の通信単位 (PDU : Protocol Data Unit)

上層
データ
4層
セグメント
3層
パケット
2層
フレーム
1層
bit列