2003年度の竹島先生の幾何学とコンピュータを受講されている方で、大学から貸与されたpurpose pc ( windows me 版 )(1)にrisa/asirをInstallしたところ、ifplot命令が正しく実行されない(本来なら、グラフ描画用のWindowが新しく表示され、そこにグラフが表示されるはずだが、そもそも、新しいWindowが開かない)という障害が報告されています。
この文章では、それに対する対処方法ならびに、その原因の説明(らしきもの)をします。
[注意]以下の作業は、次の条件を満す(自分で必ず確認してください)場合のみに行ってください。
以上の条件、特に、最初の二つの条件は、そのどちらか一方でも成立していない場合は、決して、この作業を行っていは行けません。
間違いなく、トラブル(3)の原因になります。
一番、ありそうなのは、asirは、そのまま直らず、LAN接続ができなくことです。
更に、最悪の場合は、OSの起動に失敗することさえ考えられます。
前節のチェックすみましたか?じゃあ、はじめてみましょう。
作業そのものは、とても簡単です。
Downloadしたファイルを「開いて」(7)ください。
そうすると、「レジストリィに追加しますか?」といったダイアログボックスが開くので(8)「はい」を選べば、実行されます(たった、これだけです)。
このファイルは、神戸大学の野呂先生がお作りになったものを、竹島先生のお手を経由して、頂いたものです。従って、両先生に感謝しましょう。
ただし、もちろん、このファイルを用いることによって生じる一切の責任はこのファイルを用いた本人に責任があります。
また、この件に関する、質問等は、栗野の方に出してください。
両先生には迷惑がかからないように、この件では、両先生には、連絡しないでください。
以下は、全て、伝聞で伺ったものを単に書き連ねただけなので、誤りや推測が入っている可能性が高いということを予め、お断りしておきます。
結論からいえば、Purposeに標準装備されているSISのLAN CardのDriverが、Windows Meのレジストリの一部を書き換え、それがAsirのifplotの実行(TCP/IP Networkのloopback Interface Entry )に影響したということです。
asirは、loopback interfaceの情報をレジストリィの固定の場所から取り出していたが、上記のDriverが同じ場所を、自分用の場所として、利用し、その情報を上書きするとともに、本来の情報は他の場所に移動してしまっているようです。
そこで、対処方法として、固定の場所には、移動されてしまったLoopback interfaceの内容を書き戻し、逆に、移動先の方にSISの情報を書き、その内容を入れ替えたところ、問題なくasirもLANも動くことが確認できたので、それを行うことにしたわけです。
上記で、紹介しているファイルは、このレジストリィの書き換え(実際は、上書きしている.. )を行うファイルとなっています。
したがって、上記の条件をみたしていないシステムで、適用すると、(殆どの場合..)トラブルの原因になると思われますので、絶対に適用してはいけません。