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情報通信ネットワーク(2005/06/10)
Ver. 1.1

2005年6月10日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2005/ccna/ccna.html
情報通信ネットワーク2005年6月10日 のメモ

目次

Network 層

Network 層の特徴

Network 層の属性

Network 層の必要性

  1. スケール問題
  2. 物理層/論理層では、「(何も特別なことをしなくても自然に..)情報の到達する範囲」が「その層の関心の対象」。

Network 層プロトコルの例

IP (Internet Protocol)

  1. Internet Protocolを利用して作られているNetworkをinternet (小文字で始まる点に注意.. )と呼ぶ(定義)ので、いわゆる「インターネット」も、internetの一つ( a internet )。ただし、いわゆる「インターネット」を表す場合もよくあるので、その場合は、The Internetと呼ぶ。
  2. 論理の逆が物理Address。典型的な物理Addressの例は、緯度経度。

    MAC Address(4)も予め、NICに設定されているものを普通は使う。

  3. DHCPは、その設定の自動化を行うために、後から開発された。

IPX (Internetwork Packet eXchange)

  1. この設定いらずの、簡便性がIPXを生き残りさせ、逆に、(対抗上.. ) IPに様々な機能(DHCP, APIPAなどをうませた要因になっています。

    今でこそ、Network層は、IPで決りというかんじですが、IPXとIPを比較して本当にIPの方が無条件に良かったかどうかは、少し疑問です。むしろ、たまたま、IPが少し早く登場し、世界に広まったために、結果的に、誰もがIPを利用するようになってしまったと考える方が自然かもしれません。

    IPv6では、IPの問題点を取り除き、IPXの良い所を取り込んだ形になっています。

  2. そのLANとLANを結ぶProtocolがInternet..
  3. ということもあり、講議的には、後期の終り頃に軽くふれる予定。

ARP

Address

  1. addressというのは、Internetの中の至るところで現れます。

    例えば、典型的なのがe-mail addressです。e-mailでは、e-mail addressを指定するだけで、相手にメッセージ( e-mail )を送ることができるので、その意味では、Network層としての性質を満しています(が、もちろんOSI Modelでは、汎用な通信ではなくe-mailという特別な用途に用いいられるため、e-mailそのものはNetwork層ではなく、Application層に分類します..)。

    また、URL ( http:// .. )もAddressの一種です。

    AddressとID (Name)は異なるもので、混同してはいけません。

    Addressは場所(通常は移動しないもの.. )を表し、IDは、個体(通常はどこにあるか解らないもの.. )を表します。

    通信の対象はIDですが、情報を伝達するにはAddressが必要なので、どこかで、IDとAddressの対応が必要になってきます。

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