End-to-Endの通信の提供
Network Addressを指定するだけで、相手に情報を送ることができるサービスを提供する。
133.43.100.133 192.168.3.165 127.0.0.1
論理の逆が物理Address。典型的な物理Addressの例は、緯度経度。
MAC Address(4)も予め、NICに設定されているものを普通は使う。
昔のアメリカでは、LANに利用される主なProtocolはIPXだった(8)。
古いIPXは、メディアを越られなかった(つまり、論理層とあまり変らなかった.. )。今の版は越られる( Network層に格上げされている)。
日本では、Windows 95までが、利用していたが98以降は、殆ど利用されなくなった。(9)
この設定いらずの、簡便性がIPXを生き残りさせ、逆に、(対抗上.. ) IPに様々な機能(DHCP, APIPAなどをうませた要因になっています。
今でこそ、Network層は、IPで決りというかんじですが、IPXとIPを比較して本当にIPの方が無条件に良かったかどうかは、少し疑問です。むしろ、たまたま、IPが少し早く登場し、世界に広まったために、結果的に、誰もがIPを利用するようになってしまったと考える方が自然かもしれません。
IPv6では、IPの問題点を取り除き、IPXの良い所を取り込んだ形になっています。
相手のアドレス(10)を指定するだけで、相手と通信できる仕組を提供する。
Addressは重複していはいけない。
addressというのは、Internetの中の至るところで現れます。
例えば、典型的なのがe-mail addressです。e-mailでは、e-mail addressを指定するだけで、相手にメッセージ( e-mail )を送ることができるので、その意味では、Network層としての性質を満しています(が、もちろんOSI Modelでは、汎用な通信ではなくe-mailという特別な用途に用いいられるため、e-mailそのものはNetwork層ではなく、Application層に分類します..)。
また、URL ( http:// .. )もAddressの一種です。
AddressとID (Name)は異なるもので、混同してはいけません。
Addressは場所(通常は移動しないもの.. )を表し、IDは、個体(通常はどこにあるか解らないもの.. )を表します。
通信の対象はIDですが、情報を伝達するにはAddressが必要なので、どこかで、IDとAddressの対応が必要になってきます。