情報通信ネットワーク(2005/12/09)

論理層のトピック

Domain

Domain (ドメイン:領域/範囲) : Networkを構成する要素の意味

コリジョンDomain :コリジョンが起き得る範囲
- 単一のケーブルまたは、それらを物理層の中継機(リピータ/ Hub )で継いだもの
- ネットワークの最小構成要素
- 配線に等価(物理層の中継機は、配線を延長しているだけ)
- コリジョンは通信速度を下げる要因なので、できるだけ避けたい
  - Star型Network, Switch導入の促進要因
ブロードキャストDomain :ブロードキャストが到達する範囲
- コリジョンDomainあるいは、それを論理層の中継機(ブリッジ/ Switch )で継いだもの
- IP NetworkにおけるRoutingの対象範囲( Subnet / LANと呼べば、普通はこの範囲)

論理層の特質

同一メエディア内の通信

遠距離、あるいは、メディアに跨がる通信は、より上位層(ネットワーク層)の中継機(ルーター)にお願いする必要がある(この為に、信頼性が失われる)。

スパニングツリープロトコル

冗長性をもった、ブロードキャストDomainを運用するための仕組

論理層の中継機(ブリッジ/ Switch )間で情報交換を行い、Domain内部の物理的な経路のLoopを検出して、必要に応じて、その経路を遮断し、論理的には、LoopのないDomain (スパンニングツリー⁽²⁾

)を作る。

Virtual LAN

論理層とネットワーク層を分離するための仕組⁽³⁾

同一ネットワーク施設内部で、複数のブロードキャストDomainを作る為の仕組。

VLANの種類

Static VLAN :設定によって、VLANが定まる
- Port VLAN :単一のSwitchが、接続Portを分類することにより、ブロードキャストの通信を分離する
- Tag VLAN : Switch間でやり取りするフレームに、VLAN Tagを付けることにより、そのパケットの所属するVLANを明示することによって、複数のSwitchに跨がるVLANが構成できる。
  
  規格は、IEEE802.1Q。
Dynamic VLAN :通信パケットの種類によって、VLANを自動構成
- MAC Address : MAC AddressとVLANの対応表を管理する
- IP Address : IP Addressを見て、sub net毎に分離
- Netowork Protocol : IP以外のNetwork層Protocolに関してVLANを作る

情報通信ネットワーク(2005/12/09)
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