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Note PCの扱いについて(2007/04/06)
Ver. 1.4

2007年4月6日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2007/2007.html
数学科で貸与する Note-PC について

はじめに

新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。

数学科では、本学科に入学された皆さんの学習や生活に役立つよう、一人一台のNote-PC (以下、単にPC)を貸与しています。

このPCは、今後、皆さんが、本学科に在籍している間(1)、皆さん個人の占有物として貸与されます(2)

このPCの使用用途は、主に大学での講義での実習での利用を想定していますが、その他どのように利用するか(3)は、本人の工夫次第です。是非、色々と活用してください。

貸与期間中、このPCの管理責任は、皆さん本人に委ねられています。きちんと管理してください。貸与期間に、貸与したPCに関係して生じるいかなるトラブルにも、学科は関知しません(4)

  1. 卒業、転科、退学等で、数学科を離れる時点で、返却して頂きます。逆に、進学等で、引続き本学部の大学院の数学研究科(あるいは、情報学研究科)に在籍する場合は、そのまま貸与期間が延長されます。
  2. ので、早速、名前シールを張りましょう;-)。カバーを掛けたり、餝りをつけたりして、一目で自分の物だと分るようにした方がよいと思います。
  3. レポート作成に利用するとか、Internet端末にするとか、日記帳の代わりに使うとか...。もちろん、枕に利用しても構いません。個人的には、ちょっと硬過ぎるような気がしないでもありませんが...。
  4. したがって、貸与期間中に生じた、PCの故障や、盗難等、PCに何らかの損害が生じた場合、その復帰(故障の修理や、弁償等)は、皆さん自身の責任で行っていただく事になります。ただし、トラブル時における相談には乗りますので、何かあった場合は、ぜひ、ご連絡ください。

「コンピュータ概論」を受講する方へ

「コンピュータ概論」(一年次配当科目、以下、単に概論)では、基本的に、毎時間、このPCを利用します。

初日に行う事

内容物の確認

PCを受け取ったら、早速内容を確認してください。

内容物が全部揃っていることを確認してください。

万が一、揃っていない場合は、その場で申し出てください。

電源 on

内容物が確認できたら、次に行うことは、電源ケーブルを接続し、電源を入れることです。

電源が入らない等の異状がある場合も申し出ましょう。

持ち帰り時

PCを無くさないように注意してください。

過去に何件か、受け取った当日の帰りの電車で、PCを紛失した例があります。できれば、棚などに載せず、足元に置くか、膝の上にしっかりと抱えて帰りましょう。

二週目以降

二週目以降も、毎回PCが必要です。

PCを必ず、持参してください、必要なものは、PC本体と、電源(アダプタとケーブル)、「LAN Cable」、それから、「パスワード通知カード」が必要です。逆に、マニュアルや箱、CDROM等は不要です。

PCは、衝撃や圧力に弱い(5)ので、タオルやクッションなどに包んだ上で、作りのしっかりした鞄に入れて持ち運ぶとよいでしょう。また、教室で、コンセントが利用できるという保証はない(コンピュータ概論の教室は大丈夫です)ので、余分に、延長コードや電源タップを用意したり、あるいは、コンセントが利用できなくても困らないように、自宅で、十分に充電をしておきましょう。

  1. 家を出る前は、正常だったのに、満員電車でぎゅうぎゅうと押されながら、大学に来て、講義で利用しようとしたら、すでに壊れていたという例も数件あります。

PC を受け取って帰ったら

保証書

箱には、保証書が貼り付けてあります。この保証書は、購入して1年以内に故障が生じて、メーカーに修理依頼をする場合に必要なものなので、大切に保管しておいてください。

Windows(Microsoft) Update

もし、自宅や下宿から、Internetが利用できる場合には、Windows Updateの実行を強くお勧めします。これは、恒常的に確認をし、常に最新のものにしておきましょう。

また、残念ながら自宅や下宿からは、利用できなかったり、あるいは利用できても、回線速度が遲い場合

(6)は、大学のNetworkを利用(7)して、放課後や昼休み等の長い休み時間(8)に行うと良いでしょう。

  1. 例えば、携帯での接続とか、ISDN (128k)の場合は、辛いと思います。逆にADSL ( 1M以上)あるいは、光回線( 100M等)であれば、是非、そのNetworkを利用してupdateを行いましょう。
  2. 大学のNetworkを利用して、Internetを利用する方法は、コンピュータ概論の時間に説明されます。
  3. 講議時間内に行うことはお勧めしません。これを行っていると、講議に集中できない可能性がありますし、また、集中して行うと、Networkが混んでしまい。講議そのものに支障がでてしまう可能性もあります。

異常に気が付いたら

基本は、学科に連絡することです。連絡先は、この資料の最後に記載されています。

ソフトウェアの Install 状況調査

理工学部では、ソフトウェアの不正利用を防止するため、定期的に、大学で購入したPCでのソフトウェアのInstall状況を確認するための調査を行います。皆さんに貸与するPCも、当然、この対象となるわけです。

従って、以下の点を予めご了承ください。

なお、後になってトラブルが生じない様に以下の点に関してご配慮願えればと思います。

  1. 過去の例では、友人や先輩の使っているソフトが良いので、「それを気軽に..」という状況も多々あるようですが、そのようなこと、最悪(借り貸し、あるいは、Copyした/された人の..)双方に責任が生じる可能性がありますので、よりよい友人関係を維持するために、そのような事はさけるようにしましょう。
  2. 例えば、既に、自宅にPCがあり、そこにInstallされているソフトウェアは、そのPC用に購入したものです。そのソフトウェアが、他のPCにInstallしてよいかどうかは、そのソフトウェアのライセンスによって異りますので、既に購入したものだからといって、安易に他のPCにInstallして利用して良いかどうかは、確認する必要があります。
  3. 他にも「フリーウェア」などと呼ばれる場合もありますが、要するに、Internet経由等で、誰でも自由に入手でき、どのPCにInstallして、無料で、利用しても構わないようなライセンス(ライセンスがないのではなく、そのような自由なライセンスになっている.. )で公開されているソフトの一般的な名称。
  4. どのようなソフトがあるのかは、コンピュータ概論などで質問しましょう。もちろん、栗野に相談するという手もあります。
  5. 既に、購入済のソフトを、貸与したPCにInstallする場合、ライセンスによっては無料で可能なものもありますので、「常に」ということはありませんが、何れにせよ、ライセンスの内容を十分に理解して行うようにしてください。

いわゆる「ファイル共有/交換ソフト」の利用制限について

理工学部では、俗に「ファイル共有/交換ソフト」と呼ばれているソフトの利用を予め申請し登録した利用者以外の利用を禁止しています。

もし、どうしても、利用したい場合は、相談してください。

一般には、そのような類のソフトは、貸与するPCには、Installしない(14)ことを強くお勧めします。

  1. ファイル共有/交換ソフトを、Installすることや、それを(合法的な目的に)利用することそのものが、問題になることはないのですが、一般に、その使用目的が、ライセンスが確認できないような安心できない情報の入手に利用されたり、場合によっては、「利用者の意図とは無関係に、不正行為に加胆してしまう(共犯になる..)ことがあります」ので、ご注意ください。

FAQ

既に自分の PC をもっている人

すでに、自分のPCをもっていて、そちらの方が便利と考える場合は、大学で貸与したPCを利用する必要はありません(15)。ただし、講義では、本人が学科から貸与したPCを利用することを前提にします(16)。したがって、それ以外のPCの利用による差異に関しては、考慮しません。その差異を埋める責任は、他のPCを利用することを選んだ本人にあります。

  1. そのPCが本当に不要であれば、学科に返却して頂けると幸いです。ただ、本人の責任でそのPCを家族の者に貸す等、他の目的に転用するのは、本人の自由です。ただし、いつかは返却しなければならないものであることは忘れないでください。
  2. 例えば、講義の中で、Mathematicaというソフトを利用を予定しています。これは、有料のソフトなのですが、理工学部で貸与するPCには、理工学部で予め購入したLicenseを用いて、このソフトを無料でInstallできます。

    しかし、個人のPCには、それができないので、もし、個人のPCで、Mathematicaを利用したい場合は、各自で、Mathematicaを購入する必要がでてきます。

返却するもの

返却する義務があるのは、PC本体と電源だけです。マニュアルや附属CD、箱等は返却の義務はありません(17)

  1. マニュアルには、気が付いたことなどをどんどん書き込むとよいと思います。箱は、邪魔なら捨ててしまっても構いませんが、修理の時には、PCを郵便等で、送るために、代りに何かの箱が必要になるということは注意して置きます。

改良

PCに自分で購入したソフトをinstallしたり、機能を拡張したりするは自由(18)です。

  1. ですが、その結果に関して自分で責任を。また、卒業時に返すことも忘れずに。

メーカーに修理を出す場合の注意

PC が故障したら

PCの動作が不良の場合、その原因は、大きく次の二つの可能性があります。

そこで、PCに問題がある場合は、その原因が、まず、hardwareによるものかsoftwareによるものかを判断し、それぞれ適切に処理する必要があります。

端的に言えば、hardwareによるものは、メーカーにお願いをして修理をしないかぎり原則としては、どうにもなりません(19)

一方、softwareが原因の場合は、一般的には、自分で対処可能です(20)

もちろん、最初の内は、自分で、この区別をしたり、あるいは、softwareの問題でも、自力で解決できない可能性がありますので、それにかんしては相談してください。

hardwareなのかsoftwareなのかの切り分けと、softwareの場合の対処方法に関しては、相談に応じます。

しかし、hardwareの場合は、原則としてメーカーに自分で出す必要があることに注意してください。

  1. 特殊な場合は、自分で部品を購入して、修理可能な場合があります。保証が切れた2年生以降では、これも検討する余地があるでしょう。この場合の方が、安価にできる可能性があります。
  2. 最悪の場合でも、最初にPCを受け取った時の最初の状態に戻すことが可能です。もちろん、この場合、自分で作った、レポートや、他人と交換したe-mailなどが失われてしまい、これはこれで、大変悲しいのですが...

メーカーに修理を依頼する場合

修理に必要なもの

修理に必要なものは、一般に次のものです。

修理依頼の手順

基本は、『「こまった」ときのDELLパソコン』Q.93からQ.99を参照する。

貸与しているPCが、大学所有になっているので、「修理時に、皆さんに渡された経緯を説明する必要がある」という点が、普通と異るわけです。

連絡先

PCの調子が悪いなと思ったら、とりあえず、栗野まで連絡をください。

担当者
栗野俊一(くりのしゅんいち)
e-mail
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp(21)
URL
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/index.html(22)
Tel.
03-3259-0864(23)
Lab.
駿河台校舎8号館2階823号室内(823-D)
情報センター
船橋校舎12号館1階(24)
  1. 携帯から、e-mailを送ってくる人は多いのですが、最近、色々な理由で、こちらからの返事は、携帯に届かないようです。もし、e-mailで連絡するならば、船橋校舎の12号館地下の演習室の施設を利用して、携帯でないe-mailを利用する方が便利です。
  2. この資料のPageもあります。資料は、随時updateされる可能性があるので、是非、時々参照してください。
  3. 僕を電話で捕まえるのでしたら、夜が望ましいと思います。特に金曜日と、土曜日の夜が捕まえ易いでしょう。
  4. 月曜日と水曜日の午後は、情報センターにいます。