新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。
数学科では、本学科に入学された皆さんの学習や生活に役立つよう、一人一台のNote-PC (以下、単にPC)を貸与しています。
このPCは、今後、皆さんが、本学科に在籍している間(1)、皆さん個人の占有物として貸与されます(2)。
このPCの使用用途は、主に大学での講義での実習での利用を想定していますが、その他どのように利用するか(3)は、本人の工夫次第です。是非、色々と活用してください。
貸与期間中、このPCの管理責任は、皆さん本人に委ねられています。きちんと管理してください。貸与期間に、貸与したPCに関係して生じるいかなるトラブルにも、学科は関知しません(4)。
「コンピュータ概論」(一年次配当科目、以下、単に概論)では、基本的に、毎時間、このPCを利用します。
PCを受け取ったら、早速内容を確認してください。
内容物が全部揃っていることを確認してください。
万が一、揃っていない場合は、その場で申し出てください。
内容物が確認できたら、次に行うことは、電源ケーブルを接続し、電源を入れることです。
電源が入らない等の異状がある場合も申し出ましょう。
PCを無くさないように注意してください。
過去に何件か、受け取った当日の帰りの電車で、PCを紛失した例があります。できれば、棚などに載せず、足元に置くか、膝の上にしっかりと抱えて帰りましょう。
二週目以降も、毎回PCが必要です。
PCを必ず、持参してください、必要なものは、PC本体と、電源(アダプタとケーブル)、「LAN Cable」、それから、「パスワード通知カード」が必要です。逆に、マニュアルや箱、CDROM等は不要です。
PCは、衝撃や圧力に弱い(5)ので、タオルやクッションなどに包んだ上で、作りのしっかりした鞄に入れて持ち運ぶとよいでしょう。また、教室で、コンセントが利用できるという保証はない(コンピュータ概論の教室は大丈夫です)ので、余分に、延長コードや電源タップを用意したり、あるいは、コンセントが利用できなくても困らないように、自宅で、十分に充電をしておきましょう。
箱には、保証書が貼り付けてあります。この保証書は、購入して1年以内に故障が生じて、メーカーに修理依頼をする場合に必要なものなので、大切に保管しておいてください。
もし、自宅や下宿から、Internetが利用できる場合には、Windows Updateの実行を強くお勧めします。これは、恒常的に確認をし、常に最新のものにしておきましょう。
また、残念ながら自宅や下宿からは、利用できなかったり、あるいは利用できても、回線速度が遲い場合
(6)は、大学のNetworkを利用(7)して、放課後や昼休み等の長い休み時間(8)に行うと良いでしょう。
基本は、学科に連絡することです。連絡先は、この資料の最後に記載されています。
理工学部では、ソフトウェアの不正利用を防止するため、定期的に、大学で購入したPCでのソフトウェアのInstall状況を確認するための調査を行います。皆さんに貸与するPCも、当然、この対象となるわけです。
従って、以下の点を予めご了承ください。
なお、後になってトラブルが生じない様に以下の点に関してご配慮願えればと思います。
オープンソフト(11)を利用しましょう。
ライセンスの条件が穏かで、(法律的に..)安心して利用できるソフトウェア(12)を利用すれば、PCを効率よく利用できます。
理工学部では、俗に「ファイル共有/交換ソフト」と呼ばれているソフトの利用を予め申請し登録した利用者以外の利用を禁止しています。
もし、どうしても、利用したい場合は、相談してください。
一般には、そのような類のソフトは、貸与するPCには、Installしない(14)ことを強くお勧めします。
すでに、自分のPCをもっていて、そちらの方が便利と考える場合は、大学で貸与したPCを利用する必要はありません(15)。ただし、講義では、本人が学科から貸与したPCを利用することを前提にします(16)。したがって、それ以外のPCの利用による差異に関しては、考慮しません。その差異を埋める責任は、他のPCを利用することを選んだ本人にあります。
例えば、講義の中で、Mathematicaというソフトを利用を予定しています。これは、有料のソフトなのですが、理工学部で貸与するPCには、理工学部で予め購入したLicenseを用いて、このソフトを無料でInstallできます。
しかし、個人のPCには、それができないので、もし、個人のPCで、Mathematicaを利用したい場合は、各自で、Mathematicaを購入する必要がでてきます。
返却する義務があるのは、PC本体と電源だけです。マニュアルや附属CD、箱等は返却の義務はありません(17)。
PCに自分で購入したソフトをinstallしたり、機能を拡張したりするは自由(18)です。
PCの動作が不良の場合、その原因は、大きく次の二つの可能性があります。
そこで、PCに問題がある場合は、その原因が、まず、hardwareによるものかsoftwareによるものかを判断し、それぞれ適切に処理する必要があります。
端的に言えば、hardwareによるものは、メーカーにお願いをして修理をしないかぎり原則としては、どうにもなりません(19)
一方、softwareが原因の場合は、一般的には、自分で対処可能です(20)
もちろん、最初の内は、自分で、この区別をしたり、あるいは、softwareの問題でも、自力で解決できない可能性がありますので、それにかんしては相談してください。
hardwareなのかsoftwareなのかの切り分けと、softwareの場合の対処方法に関しては、相談に応じます。
しかし、hardwareの場合は、原則としてメーカーに自分で出す必要があることに注意してください。
修理に必要なものは、一般に次のものです。
基本は、『「こまった」ときのDELLパソコン』Q.93からQ.99を参照する。
貸与しているPCが、大学所有になっているので、「修理時に、皆さんに渡された経緯を説明する必要がある」という点が、普通と異るわけです。
PCの調子が悪いなと思ったら、とりあえず、栗野まで連絡をください。