MinGWは、OpenでFreeなC Compilerです。元々は、Cygwinという、「Windows上でUnixの環境を作る」というプロジェクトから、スピンアウトしたらしく、良く比較されています。
Cygwinは、Windows上のサンドボックス的にunix (Posix)環境を作るという形で、本来Linux (1)使いの僕としては、こちらの方が望ましかったのですが、教育をWindows上で行う以上、Windows Nativeなアプリケーションも作ってみたかったので、(個人的には..)中途半端(2)ではある(3)ものの、これを利用する事にしました。
ミラー:
途中一箇所だけ、設定変更がある(Select Componentsの画面)。
次の四つのチェックボックスにチェックをつける。
c:\Users\pc>mkdir c:\usr\c c:\Users\pc>
以下のファイルを「ホームフォルダ」にダウンロードしてください。
mingwenv.bat : MinGWの環境( path )の設定(5)を行うバッチファイル。
コマンドプロンプトを開いた時に一度だけ実行する。
新しいコマンドプロンプトを開く。
c:\Users\pc>
表示される「c:\Users\pc>」中の「pc」の部分は、人によって異なるかもしれませんが、気にしない。
「ホームフォルダ」に移動します。
c:\Users\pc>cd c:\usr\c c:\usr\c>
これで、共通の環境になります。
c:\usr\c>mingwenv c:\usr\c>
編集:サクラエディタで、Cプログラムのソースコード( foobar.c )を作成する
c:\usr\c>sakura foobar.c c:\usr\c>
サクラが起動したら、プログラムを入力し保存する。
コンパイル:上記で作成したソースプログラム( foobar.c )をccコマンドでコンパイルして、実行ファイルfoobar.exeを作成する。
c:\usr\c>cc -c foobar.c c:\usr\c>
c:\usr\c>cc -o foobar.exe foobar.o c:\usr\c>
ソースコードファイルの名前(foobar.c)と実行ファイルの名前(foobar.exe)は、別に同じベース名( foobar )を使う必要はない(8)が、憶えやすいので、しばらくは同じものを利用する方針で行く。
実行:実行ファイルの実行は、ベース名だけを指定すればよい。
c:\usr\c>foobar Hello, World c:\usr\c>
もし、この結果が思い通りでなければ、やはり「編集」からやりなおす。
これも後日説明しますが、makeを利用すると、色々な面倒がさけられます。
使い方:コンパイルの時に「make」とするだけ
c:\usr\c>make cc -c -o hello.o hello.c cc -o hello.exe hello.o c:\usr\c>
Makefileの内容に従って、コンパイルが実行されている。