Download : sample-001.c
/* * 2021/11/19 sample-001.c */ #include <stdio.h> #include "s_memory.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * メモリの操作 ( 情報の記録 : set_memory_value_at ) */ set_memory_value_at ( 100, 1 ); /* 100 番地のセルに 1 を記録する */ set_memory_value_at ( 101, 10 ); /* 101 番地のセルに 10 を記録する */ /* * メモリの操作 ( 情報の参照 : get_memory_value_at ) */ printf ( "100 番地のセルに記録されている数値は %d です。\n", get_memory_value_at ( 100 ) ); printf ( "101 番地のセルに記録されている数値は %d です。\n", get_memory_value_at ( 101 ) ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-001.exe 100 番地のセルに記録されている数値は 1 です。 101 番地のセルに記録されている数値は 10 です。 $
Download : sample-002.c
/* * 2021/11/19 sample-002.c */ #include <stdio.h> #include "s_memory.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * print_memory_value * 指定された address の記憶セルの内容を画面に出力する */ void print_memory_value ( int address ) { printf ( "%d 番地のセルに記録されている数値は %d です。\n", address, get_memory_value_at ( address ) /* 値の取出し */ ); } /* * print_memory_set * メモリへの記憶操作を行い、それを報告する */ void print_memory_set ( int address, int value ) { /* 動作の表示 */ printf ( "%d 番地のセルに %d を記録。\n", address, value ); /* address 番地に value を記録する */ set_memory_value_at ( address, value ); /* 値の設定 */ } /* * print_line * 横棒を表示 */ void print_line ( void ) { printf ( "--------------------------------------\n" ); } /* * */ int main ( void ) { /* * メモリの参照 : 一度記録した情報は何度でも参照できる */ print_memory_set ( 100, 1 ); /* 100 番地のセルに 1 を記録する */ printf ( "一度目 : " ); print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 (一度目) */ printf ( "二度目 : " ); print_memory_value ( 100 ); /* 二度目 */ printf ( "三度目 : " ); print_memory_value ( 100 ); /* 三度目 */ /* * 参照は何度行っても、同じ情報が得られる */ print_line(); /* * 記憶の破壊 : 新しい情報を記録すると以前の記録は失われる */ print_memory_set ( 100, 99 ); /* 100 番地のセルに 99 を記録する */ printf ( "変更後 : " ); print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ /* * 新しい情報を記憶すると以前の記録された情報は失われる */ /* * 記録は最後のものだけ ( 参照の有無と無関係に最後のものだけを記録 ) */ print_memory_set ( 100, 21 ); /* 100 番地のセルに 21 を記録する */ print_memory_set ( 100, 22 ); /* 100 番地のセルに 22 を記録する */ print_memory_set ( 100, 23 ); /* 100 番地のセルに 23 を記録する */ printf ( "現在値 : " ); print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ /* * 記録されている情報は最後に記録された物だけ */ /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-002.exe 100 番地のセルに 1 を記録。 一度目 : 100 番地のセルに記録されている数値は 1 です。 二度目 : 100 番地のセルに記録されている数値は 1 です。 三度目 : 100 番地のセルに記録されている数値は 1 です。 -------------------------------------- 100 番地のセルに 99 を記録。 変更後 : 100 番地のセルに記録されている数値は 99 です。 100 番地のセルに 21 を記録。 100 番地のセルに 22 を記録。 100 番地のセルに 23 を記録。 現在値 : 100 番地のセルに記録されている数値は 23 です。 $
Download : sample-003.c
/* * 2021/11/19 sample-003.c */ #include <stdio.h> #include "s_memory.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * print_memory_value * 指定された address の記憶セルの内容を画面に出力する */ void print_memory_value ( int address ) { printf ( "%d 番地のセルに記録されている数値は %d です。\n", address, get_memory_value_at ( address ) /* 値の取出し */ ); } /* * print_memory_set * メモリへの記憶操作を行い、それを報告する */ void print_memory_set ( int address, int value ) { /* 動作の表示 */ printf ( "%d 番地のセルに %d を記録。\n", address, value ); /* address 番地に value を記録する */ set_memory_value_at ( address, value ); /* 値の設定 */ } /* * print_line * 横棒を表示 */ void print_line ( void ) { printf ( "--------------------------------------\n" ); } /* * */ int main ( void ) { /* * メモリセルの独立性 : 番地の異るセルは独立に振る舞う */ print_memory_set ( 100, 1 ); /* 100 番地のセルに 1 を記録する */ print_memory_set ( 101, 2 ); /* 101 番地のセルに 2 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ print_memory_value ( 101 ); /* 101 番地のセルの内容を出力 */ /* * 番地が異れば、記録されている情報も異る */ /* * 記憶の独立性 */ print_memory_set ( 100, 99 ); /* 100 番地のセルに 99 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ print_memory_value ( 101 ); /* 101 番地のセルの内容を出力 */ print_line(); /* * 100 番地の情報を書き換えても、101 番地の情報は影響しない */ print_memory_set ( 101, 88 ); /* 101 番地のセルに 88 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ print_memory_value ( 101 ); /* 101 番地のセルの内容を出力 */ /* * 逆も真なり */ /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-003.exe 100 番地のセルに 1 を記録。 101 番地のセルに 2 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 1 です。 101 番地のセルに記録されている数値は 2 です。 100 番地のセルに 99 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 99 です。 101 番地のセルに記録されている数値は 2 です。 -------------------------------------- 101 番地のセルに 88 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 99 です。 101 番地のセルに記録されている数値は 88 です。 $
Download : sample-004.c
/* * 2021/11/19 sample-004.c */ #include <stdio.h> #include "s_memory.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * print_memory_value * 指定された address の記憶セルの内容を画面に出力する */ void print_memory_value ( int address ) { printf ( "%d 番地のセルに記録されている数値は %d です。\n", address, get_memory_value_at ( address ) /* 値の取出し */ ); } /* * print_memory_set * メモリへの記憶操作を行い、それを報告する */ void print_memory_set ( int address, int value ) { /* 動作の表示 */ printf ( "%d 番地のセルに %d を記録。\n", address, value ); /* address 番地に value を記録する */ set_memory_value_at ( address, value ); /* 値の設定 */ } /* * print_line * 横棒を表示 */ void print_line ( void ) { printf ( "--------------------------------------\n" ); } /* * */ int main ( void ) { /* * メモリセルの容量 */ print_memory_set ( 100, 0 ); /* 100 番地のセルに 0 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ print_memory_set ( 100, 100 ); /* 100 番地のセルに 100 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ print_memory_set ( 100, 255 ); /* 100 番地のセルに 255 を記録する */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ /* * 0 〜 255 ならば、記録できる */ print_line(); /* * メモリセルの容量オーバー */ print_memory_set ( 100, 300 ); /* 100 番地のセルに 300 を記録しようとした */ print_memory_value ( 100 ); /* 100 番地のセルの内容を出力 */ /* * 300 は記憶されていない !! * 実は 300 を 256 で割った余り ( 44 ) が記録されている * 256 を越える(オーバーする)情報は捨てられる !! */ /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-004.exe 100 番地のセルに 0 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 0 です。 100 番地のセルに 100 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 100 です。 100 番地のセルに 255 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 255 です。 -------------------------------------- 100 番地のセルに 300 を記録。 100 番地のセルに記録されている数値は 44 です。 $
Download : sample-005.c
/* * 2021/11/19 sample-005.c */ #include <stdio.h> #include "s_variable.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * C 言語の変数のメモリモデルによる理解 */ char cvar; /* char 型の変数 cvar の宣言 */ char dvar; /* char 型の変数 dvar の宣言 */ /* * 変数はアドレスをもっている */ printf ( "変数 cvar のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( cvar ) ); printf ( "変数 dvar のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( dvar ) ); /* * 変数名が異れば、番地も異っている */ /* * 変数をアドレスを利用して参照 */ cvar = 'c'; /* 変数 cvar に、値 'c' を代入 */ dvar = 'D'; /* 変数 Dvar に、値 'D' を代入 */ printf ( "変数 cvar に記録されている文字は %c です。\n", get_variable_value_at ( get_variable_address( cvar ) ) ); printf ( "変数 dvar に記録されている文字は %c です。\n", get_variable_value_at ( get_variable_address( dvar ) ) ); /* * 変数の値をアドレスを利用して変更 */ set_variable_value_at ( get_variable_address( cvar ), 'X' ); /* 変数 cvar の所に 'X' を記録 */ printf ( "cvar は %c です。\n", cvar ); set_variable_value_at ( get_variable_address( dvar ), 'y' ); /* 変数 dvar の所に 'y' を記録 */ printf ( "dvar は %c です。\n", dvar ); /* * */ return 0; } /* * */
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$ ./sample-005.exe < sample-005.in 変数 cvar のアドレスは 16 進数表現で 83e8c17e です。 変数 dvar のアドレスは 16 進数表現で 83e8c17f です。 変数 cvar に記録されている文字は c です。 変数 dvar に記録されている文字は D です。 cvar は X です。 dvar は y です。 $
Download : sample-006.c
/* * 2021/11/19 sample-006.c */ #include <stdio.h> #include "s_variable.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * C 言語の文字列のメモリモデルによる理解 */ /* * 文字列はアドレスをもっている */ printf ( "文字列 \"abc\" のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_string_address( "abc" ) ); /* * 文字列の要素をアドレスを利用して参照 */ printf ( "文字列 \"abc\" の先頭の文字は %c です。\n", get_variable_value_at ( get_string_address( "abc" ) ) ); /* * 文字列の要素の二つ目以後を取り出す */ printf ( "文字列 \"abc\" の先頭の次の文字は %c です。\n", get_variable_value_at ( get_string_address( "abc" ) + 1 ) ); printf ( "文字列 \"abc\" の先頭の次の次の文字は %c です。\n", get_variable_value_at ( get_string_address( "abc" ) + 2 ) ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-006.exe 文字列 "abc" のアドレスは 16 進数表現で 401470 です。 文字列 "abc" の先頭の文字は a です。 文字列 "abc" の先頭の次の文字は b です。 文字列 "abc" の先頭の次の次の文字は c です。 $
Download : sample-007.c
/* * 2021/11/19 sample-007.c */ #include <stdio.h> #include "s_variable.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * C 言語の変数のメモリモデルによる理解 */ char cvar; /* char 型の変数 cvar の宣言 */ char dvar; /* char 型の変数 dvar の宣言 */ char evar; /* char 型の変数 evar の宣言 */ /* * 変数を並べてて宣言すると (偶然..) アドレスが連続していた.. */ printf ( "変数 cvar のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( cvar ) ); printf ( "変数 dvar のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( dvar ) ); printf ( "変数 evar のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( evar ) ); /* * 変数をアドレスを利用して参照 */ cvar = 'c'; /* 変数 cvar に、値 'c' を代入 */ dvar = 'D'; /* 変数 dvar に、値 'D' を代入 */ evar = '\0'; /* 変数 evar に、値 '\0' を代入 */ printf ( "cvar の所から記録されている文字列は (%s) です。\n", get_variable_address( cvar ) ); /* * アドレス経由で、変数の内容を変更 */ set_variable_value_at ( get_variable_address( cvar ) + 1, 'x' ); /* 変数 cvar のアドレスの次のアドレスは dvar のアドレスなので.. */ printf ( "cvar に記録されている文字は %c です。\n", cvar ); /* 結果的に、dvar の内容が書き変わる */ printf ( "dvar に記録されている文字は %c です。\n", dvar ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-007.exe 変数 cvar のアドレスは 16 進数表現で bd9adc5d です。 変数 dvar のアドレスは 16 進数表現で bd9adc5e です。 変数 evar のアドレスは 16 進数表現で bd9adc5f です。 cvar の所から記録されている文字列は (cD) です。 cvar に記録されている文字は c です。 dvar に記録されている文字は x です。 $
Download : sample-008.c
/* * 2021/11/19 sample-008.c */ #include <stdio.h> #include "s_variable.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * C 言語の変数のメモリモデルによる理解 */ char carray[3]; /* char 型の一次元配列 carray の宣言 (サイズは 3) */ /* 意味的には char carry[0]; -- cvar char carry[1]; -- dvar char carry[2]; -- evar のように考えて良い (cf. sample-007.c) */ /* * 配列の要素のアドレスは連続している事が保証される */ printf ( "変数 carray[0] のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( carray[0] ) ); printf ( "変数 carray[1] のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( carray[1] ) ); printf ( "変数 carray[2] のアドレスは 16 進数表現で %x です。\n", get_variable_address( carray[2] ) ); /* * 変数をアドレスを利用して参照 */ carray[0] = 'c'; /* 変数 carray[0] に、値 'c' を代入 */ carray[1] = 'D'; /* 変数 carray[1] に、値 'D' を代入 */ carray[2] = '\0'; /* 変数 carray[2] に、値 '\0' を代入 */ printf ( "carray[0] の所から記録されている文字列は (%s) です。\n", get_variable_address( carray[0] ) ); /* * アドレス経由で、変数の内容を変更 */ set_variable_value_at ( get_variable_address( carray[0] ) + 1, 'x' ); /* 変数 carray[0] のアドレスの次のアドレスは carray[1] のアドレスなので.. */ printf ( "carray[0] に記録されている文字は %c です。\n", carray[0] ); /* 結果的に、carray[1] の内容が書き変わる */ printf ( "carray[1] に記録されている文字は %c です。\n", carray[1] ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-008.exe 変数 carray[0] のアドレスは 16 進数表現で abdc0350 です。 変数 carray[1] のアドレスは 16 進数表現で abdc0351 です。 変数 carray[2] のアドレスは 16 進数表現で abdc0352 です。 carray[0] の所から記録されている文字列は (cD) です。 carray[0] に記録されている文字は c です。 carray[1] に記録されている文字は x です。 $
Download : sample-009.c
/* * 2021/11/19 sample-009.c */ #include <stdio.h> #include "s_variable.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * */ int main ( void ) { /* * */ char carray[3]; /* char 型の一次元配列 carray の宣言 (サイズは 3) */ /* * 配列の要素のアドレスは連続している事が保証される */ carray[0] = 'c'; /* 変数 carray[0] に、値 'c' を代入 */ carray[1] = 'D'; /* 変数 carray[1] に、値 'D' を代入 */ carray[2] = '\0'; /* 変数 carray[2] に、値 '\0' を代入 */ printf ( "carray[0] の所から記録されている文字列は (%s) です。\n", get_variable_address( carray[0] ) ); /* * 配列名は、文字列と同じように扱える */ printf ( "carray が表現している文字列は (%s) です。\n", carray ); /* * 文字列の一部を変更する事ができる */ carray[1] = 'U'; /* ニ文字目を 'U' に変更 */ printf ( "carray が表現している文字列は (%s) です。\n", carray ); carray[0] = 'p'; /* 一字目を 'p' に変更 */ printf ( "carray が表現している文字列は (%s) です。\n", carray ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-009.exe carray[0] の所から記録されている文字列は (cD) です。 carray が表現している文字列は (cD) です。 carray が表現している文字列は (cU) です。 carray が表現している文字列は (pU) です。 $
Download : sample-010.c
/* * 2021/11/19 sample-010.c */ #include <stdio.h> /* * */ int main ( void ) { /* * 文字配列の初期化 */ char carray[3] = "AB"; /* carray[0] = 'A'; carray[1] = 'B'; carray[2] = '\0'; */ printf ( "carray[0] は %c です。\n", carray[0] ); printf ( "carray[1] は %c です。\n", carray[1] ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-010.exe carray[0] は A です。 carray[1] は B です。 $
Download : sample-011.c
/* * 2021/11/19 sample-011.c */ #include <stdio.h> /* * */ int main ( void ) { /* * アドレス演算子「&」と間接演算子「*」 */ char carray[3] = "AB"; /* * 添字による参照 */ printf ( "carry[0] = %c\n", carry[0] ); printf ( "carry[1] = %c\n", carry[1] ); /* * 間接演算子による参照 */ printf ( "*carry = %c\n", *carry ); printf ( "*(carry+1) = %c\n", *(carry+1) ); /* * address の比較 */ s_print_string ( "&carry[0] = %x\n", &carry[0] ); s_print_string ( "carry = %x\n", carry ); /* * 「&」と「*」は逆演算子 */ s_print_string ( "carry = %x\n", carry ); s_print_string ( "&*carry = %x\n", &*carry ); s_print_string ( "carry[0] = %c\n", carry[0] ); s_print_string ( "*&carry[0] = %c\n", *&carry[0] ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-011.exe carray[0] は A です。 carray[1] は B です。 $
Download : sample-012.c
/* * 2021/11/19 sample-012.c */ #include <stdio.h> #include "s_memory.h" /* memory モデルを理解するための関数定義 */ /* * ◯×ゲームのボード (一次元版) * * y * 0 1 2 (y,t) * +-----+-----+-----+ +-----+ * 0 |(0,0)|(0,1)|(0,2)| |(0,0)| 0 = 0*3+0 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * t 1 |(1,0)|(1,1)|(1,2)| |(0,1)| 1 = 0*3+1 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * 2 |(2,0)|(2,1)|(2,2)| |(0,2)| 2 = 0*3+2 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * |(1,0)| 3 = 1*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(1,1)| 4 = 1*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(1,2)| 5 = 1*3+2 = t*3+y * +-----+ * |(2,0)| 6 = 2*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(2,1)| 7 = 2*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(2,2)| 8 = 2*3+2 = x*3+y * +-----+ * */ #define BOARD_SIZE 3 /* ボードのサイズ */ #define SENTE_MARK 'o' /* 先手は 'o' (マル) */ #define GOTE_MARK 'x' /* 後手は 'x' (バツ) */ int main ( void ) { /* * */ char board[BOARD_SIZE*BOARD_SIZE]; /* サイズは 3 × 3 */ int t; /* 縱 */ int y; /* 横 */ /* * ある局面 * * oxx * xoo * oox */ board[0*BOARD_SIZE+0] = 'o'; /* (0,0) */ board[0*BOARD_SIZE+1] = 'x'; /* (0,1) */ board[0*BOARD_SIZE+2] = 'x'; /* (0,2) */ board[1*BOARD_SIZE+0] = 'x'; /* (1,0) */ board[1*BOARD_SIZE+1] = 'o'; /* (1,1) */ board[1*BOARD_SIZE+2] = 'o'; /* (1,2) */ board[2*BOARD_SIZE+0] = 'o'; /* (2,0) */ board[2*BOARD_SIZE+1] = 'x'; /* (2,1) */ board[2*BOARD_SIZE+2] = 'x'; /* (2,2) */ /* * */ t = 0; while ( t < BOARD_SIZE ) { y = 0; while ( y < BOARD_SIZE ) { printf ( "%c", board[t*BOARD_SIZE+y] ); y = y + 1; } printf ( "\n" ); t = t + 1; } /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-012.exe oxx xoo oxx $
Download : sample-013.c
/* * 2021/11/19 sample-013.c */ #include <stdio.h> /* * ◯×ゲームのボード (一次元版) * * y * 0 1 2 (y,t) * +-----+-----+-----+ +-----+ * 0 |(0,0)|(0,1)|(0,2)| |(0,0)| 0 = 0*3+0 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * t 1 |(1,0)|(1,1)|(1,2)| |(0,1)| 1 = 0*3+1 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * 2 |(2,0)|(2,1)|(2,2)| |(0,2)| 2 = 0*3+2 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * |(1,0)| 3 = 1*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(1,1)| 4 = 1*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(1,2)| 5 = 1*3+2 = t*3+y * +-----+ * |(2,0)| 6 = 2*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(2,1)| 7 = 2*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(2,2)| 8 = 2*3+2 = x*3+y * +-----+ * */ #define BOARD_SIZE 3 /* ボードのサイズ */ #define SENTE_MARK 'o' /* 先手は 'o' (マル) */ #define GOTE_MARK 'x' /* 後手は 'x' (バツ) */ /* * 二次元の座標を一次元に変換する関数 */ int index2d ( int t, int y ) { return t * BOARD_SIZE + y; } int main ( void ) { /* * */ char board[BOARD_SIZE*BOARD_SIZE]; /* サイズは 3 × 3 */ int t; /* 縱 */ int y; /* 横 */ /* * ある局面 * * oxx * xoo * oox */ board[index2d(0,0)] = 'o'; /* (0,0) */ board[index2d(0,1)] = 'x'; /* (0,1) */ board[index2d(0,2)] = 'x'; /* (0,2) */ board[index2d(1,0)] = 'x'; /* (1,0) */ board[index2d(1,1)] = 'o'; /* (1,1) */ board[index2d(1,2)] = 'o'; /* (1,2) */ board[index2d(2,0)] = 'o'; /* (2,0) */ board[index2d(2,1)] = 'x'; /* (2,1) */ board[index2d(2,2)] = 'x'; /* (2,2) */ /* * */ t = 0; while ( t < BOARD_SIZE ) { y = 0; while ( y < BOARD_SIZE ) { printf ( "%c", board[index2d(t,y)] ); y = y + 1; } printf ( "\n" ); t = t + 1; } /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-013.exe oxx xoo oxx $
Download : sample-014.c
/* * 2021/11/19 sample-014.c */ #include <stdio.h> /* * ◯×ゲームのボード (二次元版) * * y * 0 1 2 * +-----+-----+-----+ * 0 |(0,0)|(0,1)|(0,2)| * +-----+-----+-----+ * t 1 |(1,0)|(1,1)|(1,2)| * +-----+-----+-----+ * 2 |(2,0)|(2,1)|(2,2)| * +-----+-----+-----+ * */ #define BOARD_SIZE 3 /* ボードのサイズ */ #define SENTE_MARK 'o' /* 先手は 'o' (マル) */ #define GOTE_MARK 'x' /* 後手は 'x' (バツ) */ int main ( void ) { /* * */ char board[BOARD_SIZE][BOARD_SIZE]; /* サイズは 3 × 3 */ int t; /* 縱 */ int y; /* 横 */ /* * ある局面 * * oxx * xoo * oox */ board[0][0] = 'o'; /* (0,0) */ board[0][1] = 'x'; /* (0,1) */ board[0][2] = 'x'; /* (0,2) */ board[1][0] = 'x'; /* (1,0) */ board[1][1] = 'o'; /* (1,1) */ board[1][2] = 'o'; /* (1,2) */ board[2][0] = 'o'; /* (2,0) */ board[2][1] = 'x'; /* (2,1) */ board[2][2] = 'x'; /* (2,2) */ /* * */ t = 0; while ( t < BOARD_SIZE ) { y = 0; while ( y < BOARD_SIZE ) { printf ( "%c", board[t][y] ); y = y + 1; } printf ( "\n" ); t = t + 1; } /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-014.exe oxx xoo oxx $
Download : sample-015.c
/* * 2021/11/19 sample-015.c */ #include <stdio.h> /* * ◯×ゲームのボード (一次元版) * * y * 0 1 2 (y,t) * +-----+-----+-----+ +-----+ * 0 |(0,0)|(0,1)|(0,2)| |(0,0)| 0 = 0*3+0 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * t 1 |(1,0)|(1,1)|(1,2)| |(0,1)| 1 = 0*3+1 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * 2 |(2,0)|(2,1)|(2,2)| |(0,2)| 2 = 0*3+2 = t*3+y * +-----+-----+-----+ +-----+ * |(1,0)| 3 = 1*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(1,1)| 4 = 1*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(1,2)| 5 = 1*3+2 = t*3+y * +-----+ * |(2,0)| 6 = 2*3+0 = t*3+y * +-----+ * |(2,1)| 7 = 2*3+1 = t*3+y * +-----+ * |(2,2)| 8 = 2*3+2 = x*3+y * +-----+ * */ #define BOARD_SIZE 3 /* ボードのサイズ */ #define SENTE_MARK 'o' /* 先手は 'o' (マル) */ #define GOTE_MARK 'x' /* 後手は 'x' (バツ) */ int main ( void ) { /* * */ char board[BOARD_SIZE][BOARD_SIZE]; /* サイズは 3 × 3 */ int t; /* 縱 */ int y; /* 横 */ /* * */ printf ( "sizeof ( board[0][0] ) = %d\n", sizeof ( board[0][0] ) ); printf ( "sizeof ( board[0] ) = %d\n", sizeof ( board[0] ) ); printf ( "\n" ); for ( t = 0; t < BOARD_SIZE; t++ ) { printf ( "board[%d]=%x\n", t, &board[t] ); for ( y = 0; y < BOARD_SIZE; y++ ) { /* アドレスの表示 */ printf ( "\t(%d,%d)=%x\n", t, y, &board[t][y] ); } printf ( "\n" ); } /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-015.exe sizeof ( board[0][0] ) = 1 sizeof ( board[0] ) = 3 board[0]=fd799530 (0,0)=fd799530 (0,1)=fd799531 (0,2)=fd799532 board[1]=fd799533 (1,0)=fd799533 (1,1)=fd799534 (1,2)=fd799535 board[2]=fd799536 (2,0)=fd799536 (2,1)=fd799537 (2,2)=fd799538 $
Download : sample-017.c
/* * 2021/11/19 sample-017.c */ #include <stdio.h> /* * 再帰を利用した階乗の計算(既出) * * 1 ( n < 1 ) * n! = { * n * { (n-1)! } */ int fact ( int n ) { if ( n < 1 ) { // n が 0 の時 return 1; } else { return fact ( n - 1 ) * n; // 再帰を利用して計算 } } int main ( void ) { /* * */ int n = 5; /* * */ printf ( "fact(%d)=%d\n", n, fact(n) ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-017.exe fact(5)=120 $
Download : sample-018.c
/* * 2021/11/19 sample-018.c */ #include <stdio.h> /* * 仮引数変数 n のアドレスと値はどうなっているか ? */ int fact ( int n ) { int f; printf ( "(fact:前) n = %d, &n = %x\n", n, &n ); if ( n < 1 ) { f = 1; } else { f = fact ( n - 1 ) * n; } printf ( "(fact:後) n = %d, &n = %x\n", n, &n ); return f; } int main ( void ) { /* * */ int n = 5; int f; /* * */ printf ( "(main) n = %d, &n = %x\n", n, &n ); /* * */ f = fact(n); printf ( "fact(%d)=%d\n", n, f ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-018.exe (main) n = 5, &n = 990ef108 (fact:前) n = 5, &n = 990ef0dc (fact:前) n = 4, &n = 990ef0ac (fact:前) n = 3, &n = 990ef07c (fact:前) n = 2, &n = 990ef04c (fact:前) n = 1, &n = 990ef01c (fact:前) n = 0, &n = 990eefec (fact:後) n = 0, &n = 990eefec (fact:後) n = 1, &n = 990ef01c (fact:後) n = 2, &n = 990ef04c (fact:後) n = 3, &n = 990ef07c (fact:後) n = 4, &n = 990ef0ac (fact:後) n = 5, &n = 990ef0dc fact(5)=120 $
Download : sample-019.c
/* * 2021/11/19 sample-019.c */ #include <stdio.h> /* * 引数のアドレスは ? ( 引数の順に並んいる ) */ int subfunc ( int a, int b ) { printf ( "a = %d, &a = %x\n", a, &a ); printf ( "b = %d, &b = %x\n", b, &b ); } int main ( void ) { /* * */ subfunc ( 2, 4 ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-019.exe a = 2, &a = a3125b0c b = 4, &b = a3125b08 $
Download : sample-020.c
/* * 2021/11/19 sample-020.c */ #include <stdio.h> /* * 一つの引数変数から(ポインター経由で..)他の引数変数を参照する事ができる */ int subfunc ( int a, int b ) { printf ( "a = %d, &a = %x\n", a, &a ); printf ( "b = %d, &b = %x\n", b, &b ); /* * 変数 b を利用して変数 a の値が参照できる */ printf ( "*(&b-1) = %d, &b-1 = %x\n", *(&b-1), &b-1 ); /* * 変数 b を利用して変数 a の値を変更(代入)できる */ *(&b-1) = 10; printf ( "a = %d\n", a ); } int main ( void ) { /* * */ subfunc ( 2, 4 ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-020.exe a = 2, &a = add987c b = 4, &b = add9878 *(&b-1) = 0, &b-1 = add9874 a = 2 $
Download : sample-021.c
/* * 2021/11/19 sample-021.c */ #include <stdio.h> /* * 先頭の引数のポインタを利用して、残りの引数を参照する */ int subfunc ( int a, ... ) { printf ( "a = %d, &a = %x\n", a, &a ); printf ( "*(&a+1) = %d, &a + 1 = %x\n", *(&a+1), &a+1 ); printf ( "*(&a+2) = %d, &a + 2 = %x\n", *(&a+2), &a+2 ); } int main ( void ) { /* * */ subfunc ( 1,2,3,4,5 ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-021.exe a = 1, &a = ea724a0c *(&a+1) = 922827680, &a + 1 = ea724a10 *(&a+2) = 10962, &a + 2 = ea724a14 $
Download : sample-022.c
/* * 2021/11/19 sample-022.c */ #include <stdio.h> /* * 引数をアドレス経由で参照する * 最初の引数 n は、他の引数の個数としての情報を担う * 関数(のプログラム作成時)側では、 * (実行時の呼出の時に)幾つの引数が指定されるかを知る術がない * 最初の引数 n の「値」を信じて振る舞うしかない */ int subfunc ( int n, ... ) { int i; for ( i = 0; i < n; i++ ) { printf ( "arg[%d]=%d\n", i, *(&n+1+i) ); } } int main ( void ) { /* * */ printf ( "subfunc ( 5,1,2,3,4,5 );\n" ); subfunc ( 5,1,2,3,4,5 ); // 1 から 5 の追加の引数の個数を適切に指定 printf ( "subfunc ( 3,9,8,7,6 );\n" ); subfunc ( 3,9,8,7,6 ); // 4 つの追加の引数があるのに 3 としているので、最後の値は利用されない /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-022.exe subfunc ( 5,1,2,3,4,5 ); arg[0]=0 arg[1]=0 arg[2]=0 arg[3]=3 arg[4]=-1271651328 subfunc ( 3,9,8,7,6 ); arg[0]=0 arg[1]=0 arg[2]=0 $
Download : sample-023.c
/* * 2021/11/19 sample-023.c */ #include <stdio.h> #include "s_print.h" /* * 最初の引数に指定した文字列の中に 「%」があったら、後の引数の値に置き換える */ int print_int_with_format ( char *fmt, int a, ... ) { int i; int j; j = 0; i = 0; while ( fmt[i] != '\0' ) { /* 文字列の終わりがくるまで */ if ( fmt[i] == '%' ) { /* '%' がきたら特別処理 printf ( "%d", *(&a+j) ); /* 追加引数の値を取り出し出力 */ j = j + 1; /* 次の引数の準備 */ } else { /* '%' 以外は.. */ s_print_char ( fmt[i] ); /* その文字をそのまま出力 */ } i = i + 1; /* 次の文字 */ } } int main ( void ) { /* * */ print_int_with_format ( "%\n", 99 ); print_int_with_format ( "i = %, j = %\n", 10, 20 ); print_int_with_format ( "1 st = %, 2nd = %, 3rd = % \n", 10, 20, 90 ); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-023.exe i = , j = 1 st = , 2nd = , 3rd = $
Download : sample-024.c
/* * 2021/11/19 sample-024.c */ #include <stdio.h> #include "s_print.h" /* * */ int main ( void ) { /* * */ // printf ( "..." ); /* これまで printf は「文字列出力」専門だった */ /* 実は、もっと、凄い機能がある */ printf ( "%d\n", 99 ); // 文字列の中に「%d」をいれると、これは、その後の引数の // 整数値引数の値に書き変わる /* * 引数の個数は可変長 */ printf ( "i=%d, j=%d, k=%d\n", 10, 20, 90 ); /* * 上と同じ事をする命令列 ( いままでは面倒な事をしていた ) */ s_print_string ( "i=" ); s_print_int ( 10 ); s_print_string ( ", j=" ); s_print_int ( 20 ); s_print_string ( ", k=" ); s_print_int ( 90 ); s_print_newline(); /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-024.exe 99 i=10, j=20, k=90 i=10, j=20, k=90 $
Download : sample-025.c
/* * 2021/11/19 sample-025.c */ #include <stdio.h> #include "s_print.h" /* * printf を利用してみる */ int main ( void ) { /* * */ printf ( "abc\n" ); /* いままでと同じ */ /* 文字列がそのままでる */ printf ( "i=%d\n", 10 ); /* 文字列の中の 「%d」の部分が、二つ目の引数 10 に変る */ printf ( "i=%d, j=%d\n", 10, 20 ); /* 「%d」が二度でれば二度めは三つ目の引数の値を利用 */ printf ( "a=%f\n", 12.34 ); /* 実数(浮動小数点数) の場合は 「%f」を使う */ printf ( "i=%d, a=%f, c=%c, s=%s\n", 123, 12.34, 'a', "abc" ); /* 混在も可能 %c が文字 %s が文字列(文字型へのポインタ値) */ /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-025.exe abc i=10 i=10, j=20 a=12.340000 i=123, a=12.340000, c=a, s=abc $
Download : sample-026.c
/* * 2021/11/19 sample-026.c */ #include <stdio.h> #include "s_print.h" /* * printf の更なる機能 : 書式付きの出力 */ int main ( void ) { /* * 同じ数値を異る形式(書式 / format)で出力できる */ printf ( "a=%10.6f\n", -12.34 ); /* 出力する形式を指定できる 10.6 は、全体 10 桁、小数点以下 6 桁の意味 */ printf ( "a=%20.10f\n", -12.34 ); /* 出力する形式を指定できる 20.10 は、全体 20 桁、小数点以下 10 桁の意味 */ /* * */ return 0; } /* * */
$ ./sample-026.exe a=-12.340000 a= -12.3400000000 $
Download : sample-027.c
/* * 2021/11/19 sample-027.c */ #include <stdio.h> #include "s_print.h" /* * scanf, printf (出力関数) の入力版 */ int main ( void ) { /* * */ int i; /* * */ printf ( "i の値を入力してください " ); scanf ( "%d", &i ); /* '%d' --> printf と同じ */ /* i = s_input_int(); */ /* i = 99; の時 scanf ( "%d", i ); は、 scanf ( "%d", 99 ); の意味。 これでは、scanf はどうやっても i の値を得る事ができない。 そこで、「&i」を指定 ( i のポインタ値がわかれば、 i の値が変更できる ) */ /* * */ printf ( "入力された i の値は %d でした\n", i ); /* * */ return 0; } /* * */
10
$ ./sample-027.exe < sample-027.in i の値を入力してください 10 入力された i の値は 10 でした $
/* * 課題 20211119-01 * * 20211119 20211119-01-QQQQ.c * * 浮動小数点数の配列の要素内の数値の総和を求める。 * 配列を処理する関数を作りたい * 配列名を関数の引数に指定して、関数内で配列を操作したい */ #include <stdio.h> /* * 浮動小数点数の配列の要素内の数値の総和を求める。 * * 利用方法 * コンパイル * cc -o BASENAME.exe 20211119-01-QQQQ.c * 実行 * ./BASENAME.exe */ #include <stdio.h> /* * double dsum ( double ary[], int size ) * 浮動小数点数の配列の要素内の数値の総和を求める関数 * double ary[]; 総和を求める要素を含む配列 * int size; 配列のサイズ */ double dsum ( double ary[], int size ) { /* 配列名で指定された、配列の要素の場所を保持する変数 ary は、配列ではない => [] や * をつけて、初めて意味を持つので サイズを指定する意味がない(一次元の場合は..) 逆に、 配列の要素を参照する場合は、 要素数がわからないといけないので、 要素数は、別に指定する必要がある (固定でなければ..) !! 配列名には、配列サイズの情報が含まれていない !! 配列サイズは、(配列の場所を表す配列名とは別に) 指定する必要がある */ double sum = 0.0; /* 総和は最初は 0 */ int i; /* 配列の要素を参照する添字変数 */ for ( i = 0; i < size; i++ ) { /* i = 0 〜 sum - 1 の間.. */ sum = sum + ary[i]; /* 「sum += ary[i]」とも書きける */ /* a = a + x => a += x */ /* a = a * x => a *= x */ /* a = a + 1 => a += 1 => a++ */ } return sum; /* 結果を返す */ } /* * main */ #define ARY_SIZE 5 int main( int argc, char *argv[] ) { double data[ARY_SIZE]; /* 大きさ ARY_SIZE の配列の宣言 */ int i; /* 配列の要素を参照する添字変数 */ double sum; /* 総和の計算結果を保持する */ printf ( "%d 個のデータを入力します。\n", ARY_SIZE ); for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { printf ( "%d 番目の数値を入力してください : ", i + 1 ); /* data[i] に、値を入力する => scanf で入力 配列 data の要素である data[i] は、浮動小数点数型の単純変数なので、 scanf を利用して、数値をキーボードから読み込み、 代入できる */ scanf ( "%lf", &data[i] ); } sum = dsum ( data, ARY_SIZE ); /* 関数名とサイズ */ printf ( "入力されたデータの総和は %f です。\n", sum ); return 0; } /* 一つ配列を、 複数の関数で「共有」して処理する事が 効率が良いから */
#include <stdio.h> /* 6 の約数の集合 = { 1, 2, 3, 6 } */ int main(int argc, char *argv[]) { int s[4]; /* 6 の約数の集合を表す配列 */ int sum; /* 6 の約数の和を保存する変数 */ int i; /* 配列の要素を参照するための添え字変数 */ s[0] = 1; s[1] = 2; s[2] = 3; s[3] = 6; /* 配列 s で、「6 の約数の集合」を表現する */ /* 配列には、要素に順番がある */ /* 集合というよりは、列(リスト)と考えた方がよい */ /* 6 が完全数であることを確認 */ /* 「n が完全数」 <=> n の約数を全て加えると 2n になる ( 自分自身の除く約数を全て加えると n になる ) 6 の約数 { 1, 2, 3, 6 } 1 + 2 + 3 + 6 = 12 = 2 * 6 1 + 2 + 3 = 6 */ /* 配列 s の内容の総和を計算 */ sum = 0; /* 総和を足しこむ変数を 0 に初期化 */ for ( i = 0; i < 4; i++ ) { /* 全ての配列要素をを参照するために添え字を変更 */ sum = sum + s[i]; /* 個々の要素を総和を表す変数に足しこむ */ /* sum = sum + 1; i = 0 の時 sum = sum + 2; i = 1 sum = sum + 3; sum = sum + 6; */ } /* 変数 sum には、配列 s の全ての要素の和が計算される */ if ( sum == 2 * 6 ) { /* 完全数かどうかの確認 */ printf ( "6 は完全数\n" ); } else { printf ( "6 は完全数でない\n" ); } return 0; }
#include <stdio.h> #define ARY_SIZE 5 int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; /* 整数型の要素を ARY_SIZE 個持つ配列 ary を宣言 */ /* ary[0] ? ary[ARY_SIZE-1] の配列要素が利用できる */ int i; /* 配列要素の初期化 */ for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { ary[i] = i*i; /* ary[i] == i^2 */ } /* ary <- { 0, 1, 4, 9, 16 } */ /* 配列要素の中身の確認 */ for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { printf ( "ary[%d] = %d\n", i, ary[i] ); } /* ary[0] は *ary で表現する事ができる */ printf ( "ary[0] = %d, *ary = %d\n", ary[0], *ary ); *ary = -100; printf ( "ary[0] = %d\n", ary[0] ); printf ( "*(ary + 1)=%d\n", *(ary + 1) ); printf ( "(ary + 1) の振る舞い\n" ); printf ( "(ary + 1)[0]=%d\n", (ary + 1)[0] ); printf ( "(ary + 1)[1]=%d\n", (ary + 1)[1] ); printf ( "(ary + 1)[2]=%d\n", (ary + 1)[2] ); /* ary[0], ary[1], .. と比較して、 丁度、先頭の要素が欠けているようにみえる */ /* 前期に文字列のところで、同じ話をしている cf. 文字列は「"abc"」のように「文字の並びを『"』で挟む」と作れる "abc" は、文字 'a', 'b', 'c', EOS('\0') の四つからなる 文字列の先頭に * をつけると、先頭の文字が取り出せる *"abc" -> 'a' 文字列に +1 すると、先頭の文字が一個欠けた文字列になる */ return 0; }
#include <stdio.h> /* 復習 文字列の性質 */ int main(int argc, char *argv[]) { printf ( "「\"abc\"」を利用して文字列「%s」を表現する\n", "abc" ); /* printf の書式で「%s」は、文字列を出力する書式 */ /* 文字列の前に「*」を付ける事により、先頭の文字が取り出せる */ printf ( "「*\"abc\"」を利用して先頭の文字「%c」が取り出せる\n", *"abc" ); /* 文字列に + 1 すると先頭の文字が欠けて短くなった文字列になる */ printf ( "「\"abc\"+1」を利用して先頭の文字が欠けた文字列「%s」ができる\n", "abc" + 1 ); /* 文字列の k 番目 ( k = 0 ?.. ) を取り出すには 文字列の後ろに [k] をつける */ printf ( "「\"abc\"[1]」を利用して 1 番目(2 文字目)の文字「%c」が取り出せる\n", "abc"[1] ); /* 文字列[整数値] <-> *(文字列 + 整数値) */ printf ( "「*(\"abc\"+1)」を利用して 1 番目(2 文字目)の文字「%c」が取り出せる\n", *("abc"+1) ); return 0; }
#include <stdio.h> /* 復習 配列の性質 */ #define ARY_SIZE 5 int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; int i; for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { ary[i] = i * i * i; } /* ary <- { 0, 1, 8, 27, 64 } */ /* 配列名の前に「*」を付ける事により、先頭の要素が取り出せる */ printf ( "「*ary」を利用して先頭の要素「%d」が取り出せる\n", *ary ); /* 配列名に + 1 すると先頭の要素が欠けて短くなった配列になる */ printf ( "「*(ary+1)」を利用して先頭の要素「%d」が取り出せる\n", *(ary+1) ); /* 配列の k 番目 ( k = 0 ?.. ) を取り出すには 配列名の後ろに [k] をつける */ printf ( "「ary[1]」を利用して 1 番目(2 文字目)の要素「%d」が取り出せる\n", ary[1] ); /* 配列名[整数値] <-> *(配列名 + 整数値) */ printf ( "「*(ary+1)」を利用して 1 番目(2 文字目)の要素「%d」が取り出せる\n", *(ary+1) ); return 0; }
#include <stdio.h> #define ARY_SIZE 5 void sub ( int an[ARY_SIZE] ) { /* 関数の仮引数変数には、実引数で指定された値がはいっている */ /* an <= ary */ int i; for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { printf ( "an[%d] = %d\n", i, an[i] ); /* an[i] => (an に ary (の値)が入っているので) ary[i] と同じ振る舞い */ } } int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; int i; for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { ary[i] = 10 + i; } /* ary <= { 10, 11, 12, 13, 14 } */ for ( i = 0; i < ARY_SIZE; i++ ) { printf ( "ary[%d] = %d\n", i, ary[i] ); } /* ary という「配列名」は「(ポインター)値」を持っている 「値」は関数への引数に渡す事ができる cf. 『文字列』を関数の引数に渡す事ができた.. */ sub ( ary ); /* 関数の引数に「配列名」を指定 */ /* 「配列名」が表す「値」が実引数として渡される */ return 0; }
#include <stdio.h> void sub( int av ) { printf ( "av = %d\n", av ); } int main(int argc, char *argv[]) { int i; /* 単純変数(配列や構造体に対して、構造を持たない変数 */ i = 123; printf ( "i = %d\n", i ); sub ( i ); /* 変数の値(!! 「変数」を渡すのではなく、「変数の値」)を渡す */ return 0; }
#include <stdio.h> void sub( int av ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = %d\n", av ); /* 仮引数変数 av は「変数」なので、それの値を変更する事ができる */ av = av * 10; /* もともとの値を 10 倍 */ printf ( "av = %d\n", av ); } int main(int argc, char *argv[]) { int i; /* 単純変数(配列や構造体に対して、構造を持たない変数 */ i = 123; printf ( "i = %d\n", i ); sub ( i ); /* 変数の値(!! 「変数」を渡すのではなく、「変数の値」)を渡す */ /* 再度 i の値を表示 : 関数呼び出しの影響をうけない */ /* 関数の引数に指定されるのは、引数の計算結果のコピーがわたされる */ printf ( "i = %d\n", i ); return 0; }
#include <stdio.h> typedef struct { int x; int y; } Point2D; void sub( Point2D av ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av.x, av.y ); /* 仮引数変数 av は「変数」なので、それの値を変更する事ができる */ av.x = av.x * 10; /* もともとの値を 10 倍 */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av.x, av.y ); } int main(int argc, char *argv[]) { Point2D p; /* p は構造体型の変数 */ p.x = 1; p.y = -2; /* 点 p <- (1,-2) */ printf ( "p = (%d,%d)\n", p.x, p.y ); sub ( p ); /* 変数の値(!! 「変数」を渡すのではなく、「変数の値」)を渡す */ /* 再度 p の値を表示 : 関数呼び出しの影響をうけない */ /* 関数の引数に指定されるのは、引数の計算結果のコピーがわたされる */ printf ( "p = (%d,%d)\n", p.x, p.y ); return 0; }
#include <stdio.h> #define ARY_SIZE 2 void sub( int av[ARY_SIZE] ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av[0], av[1] ); /* 仮引数変数 av は「変数」なので、それの値を変更する事ができる */ av = av + 1; printf ( "av[0] = %d\n", av[0] ); } int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; ary[0] = 1; ary[1] = -2; /* ary <- ( 1, -2 ) */ printf ( "ary = (%d,%d)\n", ary[0], ary[1] ); sub ( ary ); /* 実引数に「配列名」を指定 */ /* 「配列名」は値を持つので、その値が渡される */ printf ( "ary = (%d,%d)\n", ary[0], ary[1] ); return 0; }
#include <stdio.h> #define ARY_SIZE 2 void sub( int av[ARY_SIZE] ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av[0], av[1] ); av[0] = av[0] * 10; /* av[0] を書き換え */ /* ary[0] を書き換える事になる */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av[0], av[1] ); } int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; ary[0] = 1; ary[1] = -2; /* ary <- ( 1, -2 ) */ printf ( "ary = (%d,%d)\n", ary[0], ary[1] ); sub ( ary ); /* 実引数に「配列名」を指定 */ /* 「配列名」は値を持つので、その値が渡される */ printf ( "ary = (%d,%d)\n", ary[0], ary[1] ); return 0; } /* [振る舞い] 引数で渡した配列(を構成している変数)が、「直接」渡されて、 それが、変更かのようにみえる [実際] 引数で渡したのは、「配列名が表す値」 配列の要素がある場所 (引数で指定されているの)場所の情報はがコピー 場所の情報を利用して、配列の要素(となる変数)を直接操作 cf. 単純変数や構造体との違い 単純変数や構造体の変数名を指定すると、その値がコピー 配列名を指定すると、配列の要素のコピーではなく 配列名がもつ、配列の要素の位置(情報)がコピーされる 原則(常に): 実引数で指定された値は、仮引数変数にコピーされる 仮引数変数の値を変更しても、呼び出し元に影響を与えない */
#include <stdio.h> void sub( int av ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = %d\n", av ); /* 仮引数変数 av は「変数」なので、それの値を変更する事ができる */ av = av * 10; /* もともとの値を 10 倍 */ printf ( "av = %d\n", av ); } #define ARY_SIZE 2 int main(int argc, char *argv[]) { int ary[ARY_SIZE]; /* 配列の宣言 */ ary[0] = 123; ary[1] = 987; printf ( "ary[0] = %d\n", ary[0] ); sub ( ary[0] ); /* 要素の値(!! 「要素」を渡すのではなく、「要素の値」)を渡す */ /* 再度 ary[0] の値を表示 : 関数呼び出しの影響をうけない */ /* 関数の引数に指定されるのは、引数の計算結果のコピーがわたされる */ printf ( "ary[0] = %d\n", ary[0] ); /* 配列の要素が特別扱いされているわけではない 「配列名を引数に指定する」という表現が特殊 「配列名が持つ値(ポインター値)」が特殊 */ return 0; } /* 今日の段階での ( 正確ではないが、簡単に理解可能な ) 内容 関数の引数に、配列名を指定する事により、 関数の中で、配列の要素(となる変数の内容)を変更できる cf. 単純変数名や、構造体変数名を指定しても、 その変数や、構造体の要素の変数の内容は変更できない */
#include <stdio.h> #define ARY_SIZE 2 typedef struct { int ary[ARY_SIZE]; } SAry; /* 配列を要素とする構造体 */ void sub( SAry av ) { /* 変数 av には、関数呼び出し時の実引数の値が指定されている */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av.ary[0], av.ary[1] ); av.ary[0] = av.ary[0] * 10; /* av.ary[0] を書き換え */ printf ( "av = (%d,%d)\n", av.ary[0], av.ary[1] ); } int main(int argc, char *argv[]) { SAry s; s.ary[0] = 1; s.ary[1] = -2; /* s <- ( 1, -2 ) */ printf ( "s = (%d,%d)\n", s.ary[0], s.ary[1] ); sub ( s ); /* 実引数に「構造体型の変数名」を指定 */ /* 構造体の要素の値がコピーされる */ printf ( "s = (%d,%d)\n", s.ary[0], s.ary[1] ); return 0; } /* typedef struct { int x; int y; } P; P p; p.x = 1; p.y = -2; +---------------------------+ | +---------------+ | | x | 1 | | ----+ p | +---------------+ | | | +---------------+ | | | y | -2 | | --------+ | +---------------+ | | | +---------------------------+ | | | | sub ( p ); | | | | | |コピー +---------------------------+ | | | +---------------+ | | | | x | 1 | | <----+ | av | +---------------+ | | | +---------------+ | | | y | -2 | | <--------+ | +---------------+ | +---------------------------+ int a[2]; +----------+ a ------------> a[0] | 1 | +-> +----------+ | a[1] | -2 | | +----------+ | a[0] = 1; | a[1] = -2; | | sub ( a ) | | +-------+ | av | *-------+ av = a +-------+ */
2021/11/26 前回(2021/11/19) の内容 配列 : (what) 同じ型の「変数」が並んだもの 個々の変数に、その型のデータを記録する そのデータ型の「集まり(順序付き)」を表現 データ型 定数の表現 例 : 整数型 -> 123 / 文字型 -> 'c' / 浮動小数点数型 -> 1.23 そのデータ型の変数 ( 変数は型をもち、その型の定数値を保持する ) int vi; vi = 123; /* 変数に定数値を代入する */ 配列/構造体 変数の宣言の仕方があるだけ # 定数の表現はない !! 本来、「データ型」の対象 => 「(定数)値」の集合を指す !! C 言語では、(残念な事に..) 「データの組み合わせ」はできない !! 例 : 二次元平面の点を表すデータ型 ( x, y 座標の組 => (1,2) ) !! C 言語で、複雑なデータ型の「値」を表現するには ? !! => (間接的に..) そのデータ型の値を保持できる「変数」を作り、 !! その変数に保存されている「値」を !! その「変数の型の値」として扱う 例: 整数型 printf ( "%d\n", 1 ); 定数を直接操作 int i; i=1; printf ( "%d\n", i ); 変数を経由して操作 二次元の点の場合 typedef struct { int x; int y; } Point; Point p; /* Point 型の変数 p */ p = ( 1, 2 ); /* こう書く事ができれば良いのだが... */ /* => 定数を表現する方法がないのでダメ */ p.x = 1; /* 変数の一部の値を書き換える事により.. */ p.y = 2; /* 間接的に、変数 p に (1,2) 相当のデータを記録 */ /* 以下、(1,2) という点の操作を、 変数 p を利用して、行う事ができる */ 配列を利用して、その型の要素をもつ有限集合を表現できる 配列の使い方(how) 配列(複数の変数をまとめたもの)の宣言 要素の型名 配列名[配列サイズ]; => 1. 要素の型の変数が配列サイズ個だけ利用できるようになる 2. 配列名が利用できるようになる 配列の要素の参照(利用) 配列名[添え字] 「添え字」は、整数値をもつ式を指定できる !! 式の中に「変数」を含める事ができる !! => 変数を含む式を添え字とする配列を利用する文は、 !! 変数の値によって異なる振る舞いをする !! !! もし、添え字に 整数定数しか指定できないなら、 !! !! 配列は、劣化した構造体にしかならない !! !! しかし、配列の添え字には、(変数を含む)式が書けるので、 !! !! 構造体には(簡単には..)できない事が(簡単に..)できる 配列の配列も作れる 二次元の配列 要素の型名 配列名[配列サイズ1][配列サイズ2] => 配列サイズ1 x 配列サイズ2 個数の変数が利用可能になる 要素を参照する場合 配列名[添え字1][添え字2] => 一般に n 次元可能 [2021/11/26(資料は 2021/11/19 のもの利用)] 配列要素の参照方法 基本は添字参照「[]」を利用する 例 : int ary[5]; の時 ary[2] は 3 番目の要素の参照 間接参照「*」で先頭の要素が参照できる (文字列の時と同じ) 例 : *ary は ary[0] と同じ 配列名に整数値を加えると、配列の先頭の要素が「ない」ように振る舞う 例 : *(ary+3) は ary[3] と同じ (文字列の時と同じ) 配列要素参照「[]」と「*」の関係 (配列一般) 「ARY[INDEX]」と「*(ARY+INDEX)」は何時も同じ振舞いをする !! 配列と文字列は同じようにふるまう 「配列名」の意味(詳細は後日) !! 単独の「配列名」の意味 !! => 「ポインター定数値」である(あとで説明される..) !! !! 過去のアルゴリズムでは配列を利用したものが多い !! !! <= 添え字に変数が使える !! !! => ポインター型の特徴 !! !! 配列を利用アルゴリズムは、ポインターを利用したアルゴリズム !! !! C 言語より古い言語では、 !! !! 配列はつかえるがポインター型が使えなかった !! !! => ポインター型の機能を実現するために、配列の代用した !! !! C 言語では、ポインター型が直接扱えるので、本当なら、配列よりポインター型の話をくわしくすべき.. !! !! ただ、 !! !! 配列の方がわかりやすい !! !! 配列の方が歴史がある !! !! => 配列の話をする 「間接参照「*」や添字参照「[]」をする」事ができる「値」を表す 配列名は、「ある値」をもっていて 「その『値』」に「*」や「[]」をつける事により、 配列名をもつ配列(変数の集まり)の要素(変数)が参照できるようになる 「値」なので、関数に渡したり、関数の値にできる 「配列名」 配列の宣言すると、利用できるようになり 配列の要素を参照するために利用される => 配列の要素(変数)が利用できる 「配列名」も使えるように 値をもっていて、関数の引数に指定できる [まとめ] 配列名は、 配列の要素の場所を表す値を持つ 値 => 関数の引数に指定して関数に渡す事ができる その値をつかって、配列の要素を、関数内で操作(代入ができる) 配列の要素の参照の仕方 [] (添え字) 以外に * を使っても参照できて => 文字列と同じ振る舞い [次回] 文字列を操作方法(2021/11/19 の内容) => メモリモデル(2021/11/26) => ポインター値の導入
課題プログラム内の「/*名前:ここ*/」の部分を書き換え「/*この部分を完成させなさい*/」の部分にプログラムを追加して、プログラムを完成させます。
Download : 20211126-01.c
/* * 20211126-01-QQQQ.c * キーボードから一行の文字列を入力し、その中にある 'a' の個数を出力する */ #include <stdio.h> #define LINE_SIZE 128 /* 入力する文字列の長さ */ #define EOS '\0' /* End Of String (文字列の終り) */ /* * main */ int main ( void ) { char line[LINE_SIZE]; /* 入力する文字列を保存する文字配列 */ /* EOS を含め LINE_SIZE だけ入力する */ int colomun; /* 現在、見ている文字列の中の文字の位置 */ int count = 0; /* 文字列内に含まれる 'a' の個数 */ printf ( "キーボードから一行の文字列を入力してください : " ); /* 標準入力(stdin : キーボード)から一行入力する */ /* ** この部分を完成させなさい */ for ( colomun = 0; colomun < LINE_SIZE; colomun++ ) { /* 入力された文字列の最初(0)から最後(LINE_SIZE-1)まで.. */ /* 実際は、途中に EOS があるので、途中で抜けてしまう.. */ if ( line[colomun] == EOS ) { /* 途中で、EOS を発見したら.. (文字列の終りなので..) */ break; /* for 構文から抜けてしまう */ } else if ( line[colomun] == 'a' ) { /* 'A' を発見したので.. */ /* 個数を増やす */ /* ** この部分を完成させなさい */ } /* else {} */ /* 他の文字の場合は何もしない.. */ } printf ( "入力の中には %d 個の 'a' が含まれていました\n", count ); return 0; }
There are any 'a's included in this line.
$ ./20211126-01-QQQQ.exe キーボードから一行の文字列を入力してください : 入力の中には 3 個の 'a' が含まれていました $