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コンピュータ概論(2002/05/01)
Ver. 1.0

2002年5月1日
栗野 俊一
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/comp/index.html
コンピュータ概論2002/05/01 の資料

目次

お知らせ

演習

ファイル共有の演習

前回の資料ならびに、前々回の資料を参考に、演習を行います。

pc1082の中も覗いてみよう。

オンラインソフトの利用

オンラインソフトとは

Web, E-mailと来れば、その次のInternet利用法は、オンラインソフトの利用です。

オンラインソフトというのは、Internetを経由して、配布されているソフトウェアの一般的な総称で、そのソフトウェアの著作権者(1)の指定した制限(2)の下に、利用が可能になっています。

たとえば、この演習で利用するal-mailもそのようなオンラインソフトの一つとしてあげられます。

もちろん、「著作権者の権利を尊重して利用する(3)」という意味では、別に、オンラインだろうが、一般に書店で購入する他のソフトウェアや本、CDだろうが、その点では全く同じなのですが、歴史的な理由により、オンラインソフトは、「著作権者が、敢えて、比較的自由に利用できるように積極的に著作権を行使している」ことが多く、感覚的には、「自由に入手」できて、「購入済みのソフトと同様に利用できるソフト」となっていることが多いのが特徴です(4)

例えば、al-mailも、学生(皆さん)や、教育機関で教育に携わる者(私です)は、無料で利用できますが、それに該当しない人は、使用料金の支払いを義務付けています。その意味では、普通に購入するソフトウェアとなんら変わりはないことがわかります(5)

しかしながら、比較的安価に利用できるソフトがInternetを利用して、簡単に手に入るのですから、これを利用しない手はないと言えるでしょう。

  1. これは、一般に、そのソフトを作成した人ですが、会社や団体になっていることもある。
  2. ソフトウェアは、著作物であり、著作権法に基づき、保護されています。

    これは、そのソフトウェアの利用法や配布方法に関して、著作者が制限を加える権利があり、利用者がその制限を守らなかった場合は、法律によって罰せられたり、著作者が損害賠償を要求する権利を裁判所が積極的に支持するということを意味します。

  3. 情報教育研究センター「ガイドブック/学生版」の付録も参照のこと。
  4. くどいようですが、「著作権」は尊重しなければなりません。それは、そのソフトを利用する以上、著作権者が要求する条件に従わなければならないということです。

    もし、その要求に従う気がないのであれば、利用すべきではありません。

    著作権者が要求は、ソフトウェアに含まれるreadmeなどに記載されていることが多いので、利用する前に、目を通すようにしましょう。

  5. 特に、使用料金を義務付けるオンラインソフトをシェアウェアと呼ぶことがあります。その意味でal-mailもシェアウェアです。

オンラインソフトに入手

オンラインソフトは、様々な方法で入手できます。典型的な入手手段は以下のようになっています。

Internet

なんといっても、これが一番確実かつ安全な方法といえます。

一般には、ソフトの著作者自身が、そのソフト用のホームページを開設し、配布している場合(cf. al-mail)もあります。

この場合は、もし、そのソフトの名前がわかれば、検索エンジン等を利用して、そのホームページを探すと良いでしょう。

また、このようなオンラインソフトをまとめて再配布しているページもあります。例えば、以下のようなページがそれです。

  1. 窓の森
  2. Vector
  3. DownLoad ASCII

(6)

このほかにも、「オンラインソフト(online soft)」とか、「フリーウェア(freeware)」や、「ダウンロード(download)」などのkeywordで、検索すれば、他にもたくさん発見できると思います。

雑誌等の付録CD,オンラインソフトウェア集

オンラインソフトは、Internet以外でも、雑誌の付録や、オンラインソフト集の形でCD-ROMに焼き付けた形で再配布されていることがあります(7)

このようなものを利用すれば、Internetが利用できない環境でもオンラインソフトが入手可能です。

このような付録の付く雑誌もたくさんありますので、書店(や、Internetを利用して..)探してみましょう。

計算機を学ぶのに、その手の雑誌を講読するのも一つの手段です。

知人からの入手
再配布が可能ならば、知人から入手することも可能です(8)
  1. ソフトとは関係ないけど、アスキー「デジタル用語辞典」も便利だよ。
  2. もちろん、著作権者の承諾の下にです。
  3. この演習での配布形態がこれですね。

オンラインソフトの利用法

オンラインソフトを利用するには、al-mailと同様、Installとsetupという作業が必要です。ただし、この方法に関しては、ソフトウェア毎に異なっていると考えてよく、一般的な議論はできません。

ただし、入手元(ホームページなり雑誌なり..)では、その方法が解説されていることが多いので、それを参考にすると良いでしょう。

また、その「ソフトの名前+インストール」などのキーワードで検索すれば、大概の著名なソフトウェアのインストールの解説ページが発見できるはずなので、是非、Tryしてみましょう。

課題

ファイル共有の課題

ファイル共有の利用法として、「しりとりゲーム」をしたいと思います。

  1. 「メモ帳」を利用して新しいテキストファイルを作りなさい。そのファイルの名前は、自分の学籍番号に-01をつけた名前にしてください。

    例えば、学生番号が、1234番の人の最初に作るファイルの名前は、次のようになります。

    1234-01
    

    この-以下の二桁の数字は、このファイルに含まれる行数になります。

  2. そのファイルには、一行だけ、次のような形のものを入れてください。

    xxxx yyyy
    

    ただし、xxxxのところには、自分の学生番号、yyyyの所には、自分の好きな食べ物の名前を入れてください。

    例えば、学生番号が、1234番の人が、「カレーライス」が好きだとしたら、その内容は、次のようになります。

    1234 カレーライス
    
  3. 作成したファイルを共有フォルダに入れてください。
  4. 他の人(友人)の共有フォルダから、その人が作成したファイル(友人の学生番号が、9876番ならば、そのファイルの名前は、9876-xx, xxは数字となっている..)を入手しなさい。
  5. そのファイルを開き、その最後の行に自分の番号と、その上の言葉にしりとりをして続く言葉を入れなさい。

    例えば、学生番号が、1234番の人が友人(9876番)から入手したファイル(9876-01)に次のような内容が書かれていたとします。

    9876 ハンバーグ
    

    その場合は、最後の文字が「ぐ」なので、これに続く言葉として「グランド」を入れることにしたならば、次のような形になります。

    9876 ハンバーグ
    1234 グランド
    
  6. そのファイルの名前を自分の「学生番号-行数」の形に名前を変更します。

    例えば、学生番号が、1234番の人は、新しく作ったファイルには、二行入っているはずなので、1234-02と名前を変更します。

  7. そのファイルを共有フォルダーに入れ、後は繰り返します。

オンラインソフトの課題

オンラインソフトは、実際に自分で入手して、試してみるのが一番です。自分で、インターネットから「タイピングソフト」を入手し、自分の計算機で利用できるようにしてください。

なお、たくさんのソフトがあるので、いくつかを試し、その中から、自分にとって、便利なものを探し出してください。

そして、その「タイピングソフト」を利用して、自宅で練習しておいてください。

検索エンジンの利用

次のキーワードに関係するページを幾つか探し出し、自分にとって、わかり易いページをそれぞれ、3ページずつ、決定し、そのページにブックマークをつけなさい。

  1. 著作権
  2. 日本語TeX
  3. XML
  4. java

提出課題

「しりとり」で作成したファイルを一つ(ただし、中身が20行以上あるもの)を提出してください。

これは、最初の課題になることに注意してください。

提出するには、「提出-kurinoxp」の中の「しりとり20020501」中にファイルを入れるだけです。