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情報通信ネットワーク論(2003/10/17)
Ver. 1.0

2003年10月17日
栗野 俊一
日本大学 理工学部 数学科
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2003/ccna/ccna.html
情報通信ネットワーク論2003/10/17 の資料

目次

お知らせ

  1. 新しいwindows updateが出ています。
  2. 資料の新しい版を配布します(1)

    こちらから、どうぞ(2)

  1. 講義の開始時にも説明したように、この資料は、この講義を受講している人以外には、利用できません(著作権上の制限.. )。

    講義を受けていない人には、けっして、Copyさせたりしないようにお願いいたします。

  2. このServerは、講義を行う時間の講義のNetworkからしか参照できません。

    他の教室や、自宅からインターネットを利用してもdownloadできないことに注意してください。

Fire Wall と NAT 技術

IP Address は本当に枯渇しているか ?

しかし..

  1. 一つのIP Addressの利用のためにまとまった大きさのNetwork Addressが必要になるのは、単に、管理とRouting Protocolの問題でしかない(つまり、本質的な問題といえない...まあ、Forwarding Tableの増大の問題は残るが.. )。

IP Address を節約するための二つの流れ

Fire Wall 技術

企業のおける Internet 利用のジレンマ

  1. いわゆる、全世界的なNetworkであるThe Internetに対し、IP ( Internet Protocol )を用いて通信を行うnetworkもinternetと呼ぶ。The Internetもinternetの一つだが、全てのinternetがThe Internet (の一部)であるわけではない。

    後に述べるように、Private NetworkはinternetだがThe Internetの一部ではない。

安全を保ちつつ、internet を利用したい。

Fire Wall

  1. IP Address (Network層のAddress)とPort Number (Transport層のAddress)の対。つまりTCP/IP。
  2. httpは、元々p2p (point-to-point)を想定して設計されているため、後から、Proxy (中継)の為の機能が追加された。

FW と Private Network Address

FW とイントラネット

IP Address 比較
属性 Global Private
範囲 Privateでないほとんどのclass /A/B/CのIP Address RFC1918で定まっている範囲( 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 )
利用場所 The Internet The Internet以外のinternet ( IPを使ったLAN )
The InternetでのRouting される されない
The InternetでのIP通信 できる できない( NAT等を利用する必要がある)
Uniqueness 必要(重複は許されない) 不要(異なるinternetでは、同時に複数利用可能)
割り当て 割り当て機関で、管理され、申請制になっている。 自由に利用してよい。
  1. RFC1918

Nat : Private Network の運用技術

Pure/Static NAT : Network Address Translation

Internetとintrnetの境界Routerが、Global IP AddressとPrivate IP Addressを1-to-1に変換しながら中継する。

Dynamic NAT : IP Address の対応を動的に行う

少数のIP Address Blockを多数のHostで共有できる。

IP Masquarade

一つのIPを複数のHostで共有。このために、TCP Port Numberも変換。

NAPT:Network Address Port Translation

Network Address/Port Numberを自由に書き換えるえて中継する技術(8)

  1. NAPT(RFC2663)

NAT技術によって、IP Addressの枯渇は当分回避。