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Computer Virus (2003/06/10)
Ver. 1.0

2003年6月10日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/index.html
Comput Viurs にかかったらの資料

目次

おしらせ

はじめに

ある日、突然友達から「おまえのコンピュータ、もしかして、感染してない?」なんて言われ、実は、自分のコンピュータがコンピュータ=ヴィールスに感染していたことに気がつくなんて嫌ですよね。

でも、残念なことに、どうも現在、数学科の学生の間に流行っている、コンピュータ=ヴィールス(1)があるよう(2)なのです。

  1. 僕が見たのはVBS_REDLOFと呼ばれる種類のもののようです。
  2. 解析学とコンピュータの課題提出で、e-mailを送ったところ、「感染している」と言われた人がいる..。

コンピュータ=ヴィールスに感染、さあ、どうしよう

「ヴィールスに感染」なんて聞くとなんだか嫌な気分ですよね(3)

まあ、でも、あまり、怖がってもしょうがありません。結局、コンピュータ=ヴィールスといえども、単なるプログラムにすぎない(4)のですから。

もし、コンピュータ=ヴィールスに感染したのあれば、それを駆除するプログラム(5)があるので、それを適用して、駆除すればよいだけ(6)です。

  1. ヴィールス( Virus )といえば、最近、世間を騒がせている

    SARSも、コロナヴィールスの一種なんだそうで..。

  2. といっても色々と挙動が普通のプログラムとは違いますが..
  3. 俗に「ワクチンソフト」と呼ばれる..。
  4. といっても、世の中には、性の悪いものもあり、ファイルを消してしまったり、あるいは、ファイルの一部をe-mailで他人に送ってしまったりしてしまうものもあり、これらは取り返しがつかないのだが、まあ、それらをくよくよしてもはじまらないので...。

コンピュータ=ヴィールスを駆除するには

ワクチンソフトを手にいれよう

コンピュータ=ヴィールスを駆除するには、ワクチンソフトをインストールしそれを実行するだけなのですが、問題は、そのワクチンソフトをどう、入手し、また、どのような手順で、インスートル、実行するかです。

ワクチンソフトは購入することがお勧めなのですが、とりあえずは、無料で、トレンドマイクロ社ウィルスバスタ (体験版)を利用することができます(7)

  1. 念のために申しておきますが、僕は、この会社とはなんの関係もありません。

On Line Check

ワクチンソフトを入手し、すぐにInstallすればよいかというと、実は、そうではありません。ヴィールスが活動中の場合は、新しいソフトのインストールもままならないからです。

そこで、最初にまず、オンラインスキャンを行います。

これは、本来、ヴィールスのチェックを行うだけで、駆除まではしてくれないのですが、もし、活動中のヴィールスがいる場合は、それだけは停止してくれます。

したがって、これを用いて、活動しているヴィールスを停止させ、その間に、ワクチンソフトをインストールし、実行すれば、ヴィールスの駆除も行えるわけです。

Windows Me の場合

Windows Meの場合、古い設定を復元するためのファイル(8)が保存されており、そのファイルにヴィールスが感染していると、駆除できないようです。

これらのファイルは、バックアップであり、このまま放置しても、問題はない(9)のですが、もし削除するのであれば、

[マイコンピュータ]-(右クリック)→[プロパティ]→[パーフォーマンス]→[ファイル]→[システムを復元しない]にチェック

とすればよく、その後、再起動を要求されるので、再起動すれば、それらのファイルはなくなります(10)

  1. c:\_restoreの下にある。
  2. もちろん、このバックアップを利用してもとのシステムに戻せば、その瞬間にヴィールスが活動を開始することになる...
  3. その結果として、バックアップからの復帰はできなくなるわけですが、どうせ、もし復帰しても、ヴィールス感染した状態に復帰することになるわけで、あまり気にしてもしょうがないでしょう。

    しかし、将来のために、もう一度上記のチェックをはずしておくとよいと思います。

再感染を防ぐには..

今回のヴィールスの感染源は、どうもe-mailのようです。したがって、これが感染すためには、少くても、次の二つの条件が成立している必要があります。

  1. Windows Update等を怠り(11)、Windows Systemの穴( Security Hole )を放置(12)していた。
  2. OutLook(13)を利用していた。

もし、再感染を防ぎたいのであれば、もちろん、ヴィールス感染防御の機能を持つSoftware (例えば、上記の体験版を、製品版にUpgradeするとか.. )を購入するなり、あるいはFreeのSoft (例えば、AVG Anti Virus Systemや、AntiVir ( Anti Vir Personal Edition )など.. )を利用するというのがお勧めですが、お金のない人は、

  1. Windows updateをこまめに行う(14)
  2. outlookの利用を止める

のどちらか、あるいは両方をするしかないでしょう。

  1. とはいっても、もともと、こんな穴があること自体が問題なのですが、まあ、巨大なSoftwareには穴があってもしょうがないし、それが気に入らなければ穴のない別のSoftwareを利用すればよいだけなのですから...。

    それにも拘らず、その穴のあるSoftwareを利用しなければならないのであれば、その穴を埋めるためのPatchを細目に適用し、穴埋めをするしかないでしょう..。

  2. とはいっても、穴の存在が発見された後も、MS社自身が、対応方法を公開していないこともありますので、全てが利用者の責任と言い切れないのですが..。
  3. 話を聞くかぎりOutLookは確かに、高機能のSoftwareらしいです。しかし、その代償が、Virus感染だとすれば...まあ、僕なら使わないということでしょうか...。
  4. ところが、Updateを行うと、それだけでトラブルを引き起こすこともあるのでそれもまた困るのですが...。