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情報通信ネットワーク(2004/06/11)
Ver. 1.0

2004年6月11日
栗野 俊一
kurino@math.cst.nihon-u.ac.jp
http://edu-gw2.math.cst.nihon-u.ac.jp/~kurino/2004/ccna/ccna.html
情報通信ネットワーク2004年6月11日 のメモ

目次

Network 層

Network 層の特徴

Network 層の属性

Network 層の必要性

  1. 物理層/論理層では、「(何も特別なことをしなくても自然に..)情報の到達する範囲」が「その層の関心の対象」。

Network 層プロトコルの例

IP (Internet Protocol)

  1. Internet Protocolを利用して作られているNetworkをinternet (小文字で始まる点に注意.. )と呼ぶ(定義)ので、いわゆる「インターネット」も、internetの一つ( a internet )。ただし、いわゆる「インターネット」を表す場合もよくあるので、その場合は、The Internetと呼ぶ。
  2. 論理の逆が物理Address。典型的な物理Addressの例は、緯度経度。

    MAC Addressも予め、NICに設定されているものを普通は使う。

  3. DHCPは、その設定の自動化を行うために、後から開発された。

IPX (Internetwork Packet eXchange)

  1. そのLANとLANを結ぶProtocolがInternet..
  2. ということもあり、CCNA的にも講義的にも、後期の終り頃にふれる予定。

ARP

Address

  1. addressというのは、Internetの中の、至るところで現れます。

    例えば、典型的なのがe-mail addressです。e-mailでは、e-mail addressを指定するだけで、相手にメッセージ( e-mail )を送ることができるので、その意味では、Network層としての性質を満しています(が、もちろんOSI Modelでは、汎用な通信ではなくe-mailという特別な用途に用いいられるため、e-mailそのものはNetwork層ではなく、Application層に分類します..)。

    また、URL ( http:// .. )もAddressの一種です。

    AddressとID (Name)は異なるもので、混同してはいけません。

    Addressは場所(通常は移動しない.. )ものを表し、IDは、個体(通常はどこにあるか解らない.. )ものを表します。

    通信の対象はIDですが、通信するにはAddressが必要なので、どこかで、IDとAddressの対応が必要になってきます。

カプセル化

カプセル化とは

上位層の通信単位を下層の層で通信する時に、その中身(上位層の構造)に無関係に行えるようにするための仕組。

cf.封筒(手紙の内容を知らなくても済む.. [むしろ匿す.. ] )。

上位層のPDUにHeader (とFooder )を付けることにより、自分の層の新しいPDUを作る。

各層の通信単位 (PDU : Protocol Data Unit)

上層
データ
4層
セグメント
3層
パケット
2層
フレーム
1層
bit列