Default Routing : netmaskが0.0.0.0 ( /0 )でNetwork Addressが0.0.0.0、すなわち、IP Address全部を意味する形式。通常は、明示的にRouting Informationが与えられていない場合のdefaultの転送先として扱われる。
Host (PC)におけるdefault gatewayと同じもの。
Class | 範囲 | Natural Netmask | Network数 | Network内のHost数 |
---|---|---|---|---|
- (12) | 0.0.0.0 | /0 | 1 | 全てのIP Address |
A(13) | 1.0.0.0 - 127.255.255.255 | /8 | 2^7 - 1 = 127 | 2^24 = 16777216 |
B(14) | 128.0.0.0 - 191.255.255.255 | /16 | 2^15 - 2^7 = 32640 | 2^16 = 65536 |
C(15) | 192.0.0.0 - 223.255.255.255 | /24 | 2^23 - 2^15 = 8355840 | 2^8 = 256 |
D(16) | 224.0.0.0 - 239.255.255.255 | - | - | - |
E(17) | 240.0.0.0 - 255.255.255.255 | - | - | - |
Internetでは、複数の組織がかかわっており、それぞれ異なるNetworkの運用方針(18)で、運用されている。
そこで、統一的な一つの運用方針の元に運用されているNetwork GroupをAS ( Autonomous System :自律システム)とよび、AS内のRoutingとAS間のRoutingを区別して扱う(19)。
AS内部のRoutingを行うために、利用されるRouting ProtocolをIGP ( Interior Gateway Protocol )と呼び、AS間Routing行うために、利用されるRouting ProtocolをEGP ( Exterior Gateway Protocol )と呼ぶ。
ここでは、Network Routing Policyのことを念頭に述べている。
Network Routing Policyを端的に述べれば、そのNetworkに出入りするパケットをどのような経路で伝達して行くか(あるいは伝達を拒否するか.. )を決定する方針のことである。
これによって、AS内部のRoutingがAS間のRoutingから遮蔽され、またAS内部では、AS内という狭い範囲を考慮すればよくなるので、両方共、簡素化されるというメリットが生じる。
これを二階層Routingと呼ぶ。これは、モジュール化の一種である。
Routing Protocolでは、そのProtocolを利用して交換される情報( Routing Information )の形式の違いにより、次の二つに大きく分類される。
Routing Informationとして、宛先Network addressと、そこへ到達するために、どれ位のコストがかかるか(距離が遠いか? )を、互いに交換しあい、同じ宛先に対して、複数の経路がある場合は、コストが最小のものを選ぶ。
宛先に対する距離( Distance )の表( Vector )を交換するので、この名前がある。
DV型の典型的なRouting Protocol。広く利用されている。
VLSMが利用できない。
LS型の典型的なRouting Protocol。広く利用されている。
VLSMが利用できる。
DV型のRouting Protocolで、CISCO独自。