これまでは、windows 上の teraterm を利用して設定を行ってきました。
Linuxから設定を行う場合もPC側で動くOS ( windowsからLinux )が変化し(その結果として、利用するterminal softが変る.. )だけです。
minicomは、Linux用のterminal softです。利用方法は、Windowsのteratermと同じと考えて構いません。
minicomを起動するには、"minicom"というコマンドを実行します。
[root@h30 /root]# minicom
画面がclearされ「Press CTRL-A Z for help on special keys」が表示されれば起動Okey。
[Enter] keyを押せば、次のようにCISCOのプロンプトが表示されるます。
Router>
minicomを終了するには、CTRL-Aの後にQを押します。「Leave without reset?」と表示されますので、[Enter] keyを押せば、minicomが終了できます。
Linux PCの中には、minicomがinstallされていない場合が、あります。この場合は、minicomをinstallする必要があります。
minicom (に限らす、一般のRedHat系のLinuxの場合はいずれも同様に.. )のようなコマンドをinstallするには、大まかにいって、次のような手順を取ります。
実習で利用しているLinux PCのRedHatは大変古いので、このRedHat用のminicomを普通の方法( Internet経由で入手する.. )は面倒です。
そこで、このファイルをFloppy Diskに保存したものまわしますので、これを利用してください。
次のコマンドを実行することにより、Floppy Diskに保存されたrpmファイル取り出すことができます。
[root@h30 /root]# tar xf /dev/fd0 [root@h30 /root]# ls minicom-* minicom-1.83.1-1.0.6x.i386.rpm [root@h30 /root]#
installは、入手したファイル(実は、中身は、更に複数のファイルからなっている.. )を、元の複数のファイルに分割し、そして、それらのファイルを、OSの所定の位置にcopyする作業です。
この作業は、繁雑なので、それらの作業を自動化するための専用のコマンドが用意されています。これが、rpmコマンドです。
minicomのrpmファイルが入手できたら、installを行います。install作業はrpmコマンドで行います。
[root@h30 /root]# rpm -i minicom-1.83.1-1.0.6x.i386.rpm [root@h30 /root]#
setupは、そのソフトが、そのPCで利用できるように、そのソフト(や、そのソフト以外のソフト.. )に、情報を与える作業です。
minicomの場合はminicom -sというコマンドで、必要な情報を設定します。
[root@h30 /root]# minicom -s
今回の場合、必要な設定は、次のようになっています。
menuが出るので、それをみながら設定します。
そして、最後に、「Save setup as dfl」で保存すれば、setupは終了です。